た行

  • 台刈り(だいがり)とは、地上茎を地際部より切り取ることで、残った地上部や地下部の芽の生育を促す方法です。作物の再生や収量向上を目的とします。

  • 耐寒性(たいかんせい)とは、低い気温に耐えて生育する性質を指します。寒冷地や冬季の栽培において、植物の生育を維持するために重要な特性です。

  • 台木とは、接ぎ木で根系と接合部より下側を主に担う植物です。病害抵抗性、草勢、環境適応性、果樹の樹勢・樹高調整など、台木選定の役割と注意点を解説します。

  • 胎座(たいざ)とは、植物の子房内で胚珠がついている部分のことを指します。これは種子の発生に重要な役割を果たします。

  • 耐暑性(たいしょせい)とは、高温条件下でも生育障害が生じにくい性質を指します。温暖化が進む現代において、作物の健康と収穫量を維持するために重要な特性です。

  • 耐性菌(たいせいきん)とは、特定の薬剤に対して抵抗性を示し、従来の防除策では殺菌されにくい菌群を指し、農業現場では病害管理の大きな課題となっています。

  • 体積含水率とは、一定体積の土壌や培地に含まれる水の体積割合です。pF値・重量含水率との違い、TDRなどによる測定方法、土壌水分センサーの校正や灌水管理での注意点を解説します。Volumetric Water Content(VWC)

  • 堆肥とは、家畜ふん、稲わら、落ち葉、作物残さなどを微生物の働きによって分解・安定化させた農業資材です。堆肥化に必要な水分・通気・切り返し、未熟堆肥の注意点、肥料成分や施用時の考え方を解説します。

  • 耐病性(たいびょうせい)とは、作物が特定の病害に対して抵抗力を持ち、病気にかかりにくい性質を指します。病害の影響を減らし、健康な作物を育てるために重要です。

  • 太陽光利用型植物工場とは、太陽光を利用しながら温度・湿度・CO2・灌水などを高度に制御する植物生産施設です。太陽光型・人工光併用型・人工光型との違い、環境制御、VPD、CO2施用、養液栽培、設備選定の注意点を解説します。

  • 太陽熱消毒(たいようねつしょうどく)とは、夏季の高温を利用して土壌を消毒する方法です。ハウス内で古ビニールで覆い、高温で病害虫や雑草を抑制します。

  • 田植機(たうえき)とは、イネの苗を水田に移植するための農業機械です。これにより、手作業よりも効率的に田植えを行うことができます。

  • 駄温鉢(だおんばち)とは、一般的に流通している陶器の鉢で、1000℃で焼かれており、縁に釉薬が塗られています。素焼き鉢よりも強度があり、排水性はやや劣ります。

  • 高畝(たかうね)とは、耕土を高く盛り上げて作る畝のことです。排水性が良く、水はけが悪い場所や耕土が浅い圃場に適しています。

  • 他家受粉(たかじゅふん)とは、ある植物の花粉が同じ種の別個体の柱頭に付着することです。自家受粉との違い、風媒・虫媒との分類の違い、自家不和合性、受粉樹、ミツバチや人工授粉との関係を解説します。

  • 高接ぎ(たかつぎ)とは、台木の高い位置で穂木を接ぐ接ぎ木の方法です。この方法は、低い位置に枝を必要としない場合や、棚仕立てにしたフジやスタンダード仕立てのバラなどで利用されます。

  • 高芽(たかめ)とは、洋ランのデンドロビュームなどで、本来花がつくべき場所に葉芽ができる現象を指します。環境や栽培状態によって、小さなバルブができ、根も出てくることがあります。

  • 抱き畝(だきうね)とは、2本の畝を合わせたような形の畝のことです。この方法は、作物の生育環境を整えるために利用されます。

  • 托葉(たくよう)とは、葉の基部近くの茎あるいは葉柄に生ずる器官のことです。この器官は、植物の保護や支持に重要な役割を果たします。

  • 畳表とは、畳の表面に使用する材料で、JASではイグサを緯、糸を経として製織したものと定義されています。畳・ござとの違い、泥染め、七島藺、着色表との違いを解説します。

  • 立ち性(たちせい)とは、枝や茎が上に伸びる性質のことです。この性質は、作物の形状や栽培方法に影響を与えます。

  • 脱穀とは、イネ・ムギなどの穀粒を穂から分離する作業です。イネの籾摺りとの違い、大豆の脱穀・脱粒、枝豆の脱莢、脱穀機、脱穀後の選別・調製、脱芒との違いを解説します。

  • 田土(たつち)とは、水田の土で、沖積土(ちゅうせきど)で粘性が高く、病害虫が少ない特性があります。保水力と保肥力に優れており、基本用土としてよく使用されます。

  • 脱窒現象(だっちつげんしょう)とは、土壌中の硝酸態窒素が微生物の作用で窒素ガスに変わり、大気中に放出される現象のことです。

  • 多肉果(たにくか)とは、トマトやみかんのように果実の果皮が液質または多肉質のものを指します。湿果、液果とも呼ばれます。

  • 多肉植物(たにくしょくぶつ)とは、葉や茎が肥厚して水分を蓄える能力を持つ植物のことです。代表例として、リュウゼツランやアロエが挙げられます。

  • タネなしスイカ(たねなしすいか)とは、遺伝子操作により種ができないように育てられたスイカのことです。食べやすさを追求して開発されました。

  • 多年草(たねんそう)とは、長年にわたって生育し、開花・結実する草本植物のことを指します。キクやオダマキなどが代表的で、地上部が枯れても地下部で越冬し、再び芽を出す特性があります。

  • タバコガとは、主にピーマンやトウガラシ類などを加害するヤガ科の害虫です。幼虫による果実への食入、オオタバコガとの違い、発生予察、防虫ネット、農薬防除、誤同定を防ぐポイントを解説します。

  • タバココナジラミ(たばここなじらみ)とは、多くの作物に被害を与える害虫です。ナス、トマト、キュウリなどに吸汁被害を及ぼし、植物病原ウィルスを媒介することでも知られています。

  • タマネギべと病は卵菌類が葉の気孔から侵入して起こる感染性病害で、肥料不足や水切れなどの生理障害ではありません。

  • 単為結果(たんいけっか)とは、受精せずに果実ができる現象を指します。通常は種子ができず、キュウリやバナナ、イチジク、ブドウなどがその代表例です。

  • 短果枝(たんかし)とは、花芽や果実をつける枝の中で特に短いものを指します。果樹の栽培において、充実した短果枝を多く発生させることが重要です。

  • 短花柱花(たんかちゅうか)とは、花の中で雌しべが短くなった状態の花を指します。ナスなどで見られ、生育が衰えると発生し、受精しにくいため落花しやすいです。

  • 断根(だんこん)とは、苗の周りにナイフなどを入れて根を切断する作業のことを指します。これにより、新しい根の発生を促し、移植後の傷みを軽減します。

  • 炭酸ガス施肥(たんさんがすせひ)とは、温室や施設栽培において、植物の光合成を促進するために炭酸ガス(CO2)を追加する手法です。これにより植物の生育を促進し、収量や品質の向上を図ることができます。

  • 炭酸同化作用(たんさんどうかさよう)とは、植物が空気中の二酸化炭素(CO2)を吸収し、光のエネルギーを利用して有機物を合成する過程のことです。これは植物の成長にとって非常に重要なプロセスです。

  • 短日植物とは、長い連続暗期によって花芽形成・開花が促進される植物です。質的・量的短日植物の違い、キクの電照栽培、暗期中断・長日処理との関係、栽培時の注意点を解説します。

  • 短日処理(たんじつしょり)とは、植物に短日の条件(長い暗期)を人工的に与えることで、短日植物の開花を促進したり、特定の生育特性を高めるための方法です。これにより、栽培のタイミングを調整することができます。

  • 単子葉植物(たんしようしょくぶつ)とは、種子植物の一種で、発芽時に子葉が1枚だけ出る植物のことを指します。イネ科、ユリ科、ラン科などが代表的な単子葉植物です。

  • 単性花とは、雄しべまたは雌しべの一方だけが正常に機能する花です。雄花・雌花の違い、雌雄同株と雌雄異株、自家受粉との関係、キュウリ・カボチャ・トウモロコシなどの代表例や単為結果との違いを解説します。

  • 炭そ病(たんそびょう)とは、葉、茎、果実に黒い病斑を作り、植物を枯死させる病害です。発生すると被害が速く進行し、多くの作物に影響を与えます。代表的な作物にはイチゴ、ナス、キュウリなどがあります。

  • 炭素率(たんそりつ)とは、有機物中の炭素量を窒素量で割った値のことを指し、C/N比とも呼ばれます。炭素率は、堆肥の発熱や分解速度に影響を与える重要な指標です。適切な炭素率は約30:1とされています。

  • 暖地(だんち)とは、年平均気温が15~18℃の地域を指し、四国、九州の大部分や関東、東海、中国の一部が含まれます。この地域では温暖な気候を活かした農作物の栽培が盛んです。

  • 単肥(たんぴ)とは、硫安や過りん酸石灰など、肥料成分を一つしか含んでいない肥料のことです。特定の栄養素を補いたい場合に使用されます。

  • 短命種子(たんめいしゅし)とは、発芽力を維持する期間が1~2年と比較的短い種子のことです。これらの種子は早めに播種する必要があります。

  • 単粒構造とは、土壌粒子が団粒を形成せず、個々の粒子が比較的独立して存在する土壌構造です。団粒構造との違い、砂質土・粘土質土との混同、透水性や保水性との関係を解説します。

  • 団粒構造とは、土壌粒子や有機物が集合して団粒を形成し、大小の孔隙が発達した土壌構造です。単粒構造との違い、排水性・保水性との関係、団粒形成や崩壊の要因、正しい評価方法を解説します。

  • 地下茎とは、地中にある茎の総称です。根との違い、根茎・球茎・塊茎・鱗茎の特徴、ジャガイモ・ショウガ・タマネギなどの例、塊根や球根との違いを解説します。

  • 畜産(ちくさん)とは、乳や肉などを生産するために動物を飼育することを指します。例えば、牛を肉牛として飼育することが含まれます。

  • 遅効性肥料(ちこうせいひりょう)とは、効果がゆっくりと現れる肥料のことです。油粕や魚粕、骨粉などが代表的です。

  • 地産地消(ちさんちしょう)とは、地域で生産された農産物や水産物などを、その地域内で消費する取り組みのことです。食料自給率の向上や地域経済の活性化、環境負荷の軽減に貢献し、持続可能な農業を支える重要な考え方です。

  • 窒素とは、植物に必要な肥料三要素の一つです。硝酸態・アンモニウム態・有機態・尿素性窒素の違い、無機化・硝化・脱窒、欠乏と過剰、施設園芸や養液栽培での窒素管理、ECとの違いを解説します。

  • 窒素飢餓現象(ちっそきがげんしょう)とは、土壌中の微生物が有機物を分解する際に、作物が必要とする窒素を急激に取り込むことで、作物が窒素不足になる現象です。

  • チップバーンは、新葉の葉先・葉縁が褐変して枯れ込む生理障害で、病害虫ではなく農薬で治りません。土壌にCaがあっても、乾湿差や高EC、根傷みなどで移行が妨げられると発生し、薬害や塩害と区別するためには散布履歴と根域条件の確認が重要です。

  • 千鳥植え(ちどりうえ)とは、作物を植える際に、複数の列に対して互い違いに植える方法です。この方法は、千鳥模様のように配置されるため、効率的にスペースを利用できます。

  • 着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)とは、樹木や岩の上に付着して生活する植物のことです。寄生植物とは異なり、栄養分を宿主から摂取しません。

  • 着花習性・着果習性(ちゃっかしゅうせい)とは、植物が花や果実をどのように着生するかという遺伝的な性質を指します。

  • 着莢(ちゃっきょう)とは、主にダイズやインゲンなどの豆類において、莢(さや)がつくことを指します。この過程は作物の成長において重要です。

  • 中央卸売市場(ちゅうおうおろしうりしじょう)とは、生産地から集荷された農産物や水産物を仲買人や小売人に販売するための市場で、全国の主要都市に設置されています。専門の荷受け会社が運営を行います。

  • 中央細胞とは、被子植物の胚嚢を構成し、重複受精で精細胞と受精して胚乳形成の起点となる細胞です。極核・二次核・卵細胞・胚乳との違い、3nとなる仕組み、種子形成との関係を解説します。

  • 中間地(ちゅうかんち)とは、気候区分において「温暖地」に当たる地域を指します。年平均気温の目安は12~15℃で、温暖な気候が特徴です。

  • 中耕とは、作物の生育期間中に条間や株間の表層土を浅く耕す作業です。中耕除草の目的、浅耕との違い、鍬や中耕機の使い方、根を傷めないための注意点を解説します。

  • チュウゴクアミガサハゴロモ(ちゅうごくあみがさはごろぐも)とは、外来種のハゴロモ類で、幼虫・成虫が樹木や果樹の汁を吸い、産卵痕やすす病を誘発する害虫。病害虫防除は耕種的対策と早期駆除が要。分布拡大や大量発生に注意。

  • 中国野菜(ちゅうごくやさい)とは、中国から導入された野菜のことです。代表的なものに、チンゲンサイ、タアサイ、ツルムラサキ、サイシン、キンサイ、べニマルダイコン、コウシンダイコンなどがあります。

  • 抽根(ちゅうこん)とは、ダイコンなどの根部が地上に露出する性質を指します。この現象は、栽培管理の重要なポイントです。

  • 中山間地域(ちゅうさんかんちいき)とは、山間地およびその周辺の地域で、地理的条件が悪く農業に必ずしも向いていない地域を指します。この地域は日本の耕地面積と総農家数の約4割を占めています。

  • 沖積土(ちゅうせきど)とは、河水が運搬して沈積することで形成された土壌で、沖積平野やデルタ、海岸平野の低地に分布します。この土壌はまだ十分に熟成していないため、母材の性質が土壌の性質に強く影響します。

  • 抽だい・抽苔・抽薹(ちゅうだい)とは、ハクサイやダイコンなどの植物が一定の低温を経て花芽をつけ、やがて開花する現象です。

  • 柱頭(ちゅうとう)とは、雌しべの先端にあり花粉を受け取る部分です。花粉の付着・発芽との関係、花柱や子房との違い、受粉・受精における役割をわかりやすく解説します。

  • 頂芽(ちょうが)とは、植物の茎や枝の先端に位置する成長点で、新しい葉や花を生み出す部分です。

  • 長花柱花(ちょうかちゅうか)とは、異形花柱性(いけいかちゅうせい)の植物において、雄しべよりも柱頭が高い位置にある花を指します。

  • 頂芽優勢(ちょうがゆうせい)とは、植物の頂芽(ちょうが)が成長ホルモンを分泌し、下位の側芽(そくが)の成長を抑制する現象です。

  • 頂花蕾(ちょうからい)とは、植物の茎や枝の先端に形成される花蕾(つぼみ)で、主にブロッコリーで食用とされる部分を指します。

  • 長日植物(ちょうじつしょくぶつ)とは、1日のうち光の当たる時間が長くなることで花芽を形成する植物のことです。代表的なものにはホウレンソウがあります。

  • 長日処理とは、日長延長や夜間の暗期中断によって植物に長日効果を与える栽培管理です。長日植物では開花を促進する場合がある一方、キクなど短日植物では花芽分化を抑制します。電照栽培との関係や注意点を解説します。

  • 調製とは、収穫した農産物の汚れや不要な葉・根などを除き、出荷・販売に適した状態へ整える作業です。選別・包装との違いや、ネギを例に調製工程と機械化の考え方を解説します。

  • 重複受精とは、被子植物で2個の精細胞がそれぞれ卵細胞と中央細胞に受精し、胚と胚乳の形成につながる仕組みです。受粉から花粉管伸長、2つの受精、胚乳が通常3nとなる理由、種子形成との関係を解説します。

  • 長命種子(ちょうめいしゅし)とは、発芽能力を長期間保持する種子のことで、5~6年以上の寿命を持つものを指します。

  • 直播(ちょくは・じかまき)とは、畑に直接種をまく方法で、移植せずにそのまま育てて収穫する栽培方法です。

  • 直播栽培(ちょくはさいばい)とは、苗を育ててから植えるのではなく、種を直接田畑にまいて育てる栽培方法です。省力化・低コスト化に役立ち、近年ではドローンなどの技術も導入されています。

  • 直根(ちょっこん)とは、細かく枝分かれせず、まっすぐに下方へ伸びる太くて長い根を指します。このタイプの根を持つ植物は、移植が難しい傾向があります。

  • 地力(ちりょく)とは、その土地が作物を生育させることができる総合的な能力のことです。地力が低い場合は、耕起や追肥などの対策が必要です。

  • 追熟(ついじゅく)とは、果実を収穫後に熟成させることを指します。例えば、バナナやアボカド、トマトなどが収穫後に熟成します。

  • 追肥とは、作物の生育期間中に追加して行う施肥です。元肥との違い、株元施肥・条施肥・液肥施用などの方法、施肥量や時期を判断する際の注意点を解説します。

  • 接ぎ木とは、台木と穂木を接合して一体の植物として生育させる繁殖・栽培技術です。野菜や果樹での目的、活着の仕組み、接ぎ木方法、台木・穂木選定の注意点を解説します。

  • 接ぎ木親和性(つぎきしんわせい)とは、接ぎ木を行う際の台木(だいぎ)と穂木(ほぎ)の相性の良さを指します。親和性が高いと、接合部の組織が癒合(ゆごう)しやすくなります。

  • 接ぎ木苗とは、台木と穂木を接ぎ木して一体化させた苗です。果菜類で利用する目的、実生苗との違い、台木選定、接ぎ木部の管理や定植時の注意点を解説します。

  • 辻成り(つじなり)とは、スイカの茎の10節前後に果実が着果する現象のことを指します。この果実は通常、奇形や空洞果となります。

  • 蕾授粉・蕾受粉(つぼみじゅふん)とは、蕾の状態で花粉を授けることで、自家不和合性系統の植物に自殖の種子を得るための手段です。

  • 蔓おろし(つるおろし)とは、主にキュウリ栽培の作業の一つで、伸びた蔓を引き下げて管理しやすい高さにすることです。

  • つる枯病とは、キュウリ・メロン・スイカなどのウリ科作物に発生する糸状菌病です。茎・葉・果実の症状、小黒粒点やヤニの見方、つる割病との違い、伝染経路と防除方法を解説します。

  • 蔓ぼけ(つるぼけ)とは、スイカ、メロン、カボチャなどの蔓もの野菜において、蔓や葉が茂りすぎて開花や着果が妨げられる現象を指します。

  • 蔓もち(つるもち)とは、スイカ、メロン、カボチャなどの蔓もの野菜の栽培後半期における生育の強さを示す用語で、生育や果実の発育が持続する状態を指します。

  • つる割病とは、メロン・スイカ・キュウリ・サツマイモなどに発生する病害名です。主な病原菌、萎凋・導管褐変などの症状、つる枯病との違い、抵抗性台木や土壌消毒による防除の考え方を解説します。

  • データロガーとは、センサーの測定値を日時とともに自動記録する装置です。施設園芸での温度・湿度・日射・CO₂などの記録用途、記録間隔、精度、通信、設置位置など選定時の注意点を解説します。

  • DNAマーカー育種とは、目的形質に関連するDNA配列を目印に個体を選抜する育種技術です。DNAマーカーの仕組み、選抜の流れ、メリットと限界、ゲノム編集・遺伝子組換えとの違いを解説します。

  • T/R率(T/R比)とは、植物の地上部と根の重量比を表す指標です。乾物重による計算方法、数値の見方、高い・低い場合の意味、測定時の注意点、育苗や栽培試験での利用方法を解説します。

  • D-D剤とは、1,3-ジクロロプロペンを主成分とし、ネコブセンチュウやネグサレセンチュウ、シストセンチュウ類などを防除する土壌くん蒸剤です。作用の仕組み、クロルピクリンとの違い、使用時の注意点を解説します。

  • 低温処理(ていおんしょり)とは、植物の生育を制御するために低温環境に置くことです。単なる貯蔵目的の低温貯蔵とは異なります。

  • 抵抗性(ていこうせい)とは、植物や害虫などが病気や薬剤、害虫などの外的要因に対して打ち勝とうとする性質のことです。品種改良や遺伝子組換えなどで向上が図られます。

  • 定植とは、育苗した苗を収穫まで栽培する圃場や栽培ベッドへ植え付ける作業です。定植適期、植え付け深さ、苗や土壌条件、移植器利用時の注意点を解説します。

  • 定植機(ていしょくき)とは、野菜や花卉(かき)の苗を畑に効率的に植え付けるための農業機械です。半自動と全自動のタイプがあり、作業の効率化と労働力の削減に役立ちます。

  • 摘心・摘芯は肥料や薬剤ではなく、頂芽優勢を弱めて枝数と草丈を調整し、作業性の確保を補助する管理手法。

  • 摘葉(てきよう)とは、植物の生育を整えるために、不要または老化した葉を手で取り除く作業を指し、通風・採光・病害予防の目的で広く行われます。

  • 摘蕾(てきらい)とは、植物の蕾(つぼみ)を成長の途中で摘み取る作業のことです。主に植物の成長を促進し、花や果実の質を向上させるために行われます。目的に応じてすべての蕾を摘むか、一部だけを摘むことがあります。

  • 摘果とは、着果した果実の一部を取り除き、残す果実数や位置を調整する栽培管理作業です。果樹だけでなくメロンなど果菜類でも行われ、目的、判断基準、間違えやすい点を解説します。

  • 摘花(てっか)とは、植物の花を摘み取る作業で、主に果樹などで行われます。花の数を調整し、果実の品質向上や結実量の安定を図るために重要です。

  • テックス板とは、ミバエ類防除で使う誘引剤と殺虫剤を木質繊維板に含浸させた誘殺資材です。単なる木片や粘着板ではなく、薬剤を含むため、現地では素手で触れず勝手に外さないことが重要です。

  • 電照栽培(でんしょうさいばい)とは、人工照明を利用して植物の成長や開花を調整する栽培方法です。日長を制御することで、開花時期や収穫時期をコントロールし、農作物の生産性を高めます。

  • テンションメーターとは、土壌中の水分量ではなく土壌水分張力を測る機器です。pFメーターとの関係、体積含水率を測る土壌水分計との違い、測定範囲、灌水管理での利用方法や設置時の注意点を解説します。

  • 天地返しとは、表層土と下層土を反転・入れ替える土層改良作業です。深耕・心土破砕・混層耕との違い、下層土を表面へ出すリスク、排水や病害虫への誤解、施工前の確認点を解説します。

  • 展着剤とは、農薬などの散布液の濡れ広がり、付着、保持、浸透などを調整する補助剤です。展着剤の種類と働き、農薬登録との関係、薬害、適正量、葉面散布肥料へ加用する際の注意点を解説します。

  • 天敵(てんてき)とは、害虫や病原菌を自然に制御する生物で、農業において有害生物を抑制するために利用されます。

  • 点まき(てんまき)とは、畑やプランターなどで一定の間隔ごとに小さな穴を作り、そこに数粒ずつタネをまく栽培手法で、発芽の管理や間引きが容易になる特徴があります。

  • 導管(どうかん)は木部の通水組織で水と無機養分を根から葉へ運び、糖は担いません。褐変や萎れだけで断定せず、根の状態やEC・水分、灌水履歴を併せて判断します。

  • 糖酸比(とうさんひ)とは、果実の糖度と酸度のバランスを表す指標です。Brixと酸度から求める計算方法、食味との関係、酸度の測定方法、高ければ品質が良いとは限らない理由を農業向けに解説します。

  • 登熟(とうじゅく)とは、作物の果実や種子において、肥大や受精が完了した後に、でんぷんや糖などの貯蔵成分が蓄積し、品質と収穫適期が決定されていく生理過程を指します。 果実では糖度や肉質、種子では粒重や充実度に関わり、スイカやメロン、水稲など多くの作物で重要な局面です。

  • 登熟期(とうじゅくき)とは、出穂・開花後に、同化産物が粒へ移行して胚乳が充実していく期間を指す生育段階。作業名ではなく、粒の充実過程を説明するための概念であり、暦日だけで一律に判断できるものではありません。

  • 登熟不良(とうじゅくふりょう)とは、登熟期に子実の充実が不足し、未熟粒や品質低下が増える状態を指します。

  • 透水性(とうすいせい)とは、土壌が水を通す能力のことです。土壌の透水性が高いと水はけが良く、根が酸素を得やすい環境が作られ、作物の健全な成長を促進します。

  • とう立ち(抽苔)とは、植物が花をつける茎を伸ばす現象です。花芽分化との違い、低温・日長・高温との関係、ダイコン・ハクサイ・ネギ・ホウレンソウ・レタスなど作物別の発生条件と対策を解説します。

  • 動力噴霧器(どうりょくふんむき)とは、エンジンを動力源として液体を霧状にして噴射する機械です。農薬や肥料を効率的に散布するために使われ、手動式よりも作業効率が高いのが特徴です。

  • 登録品種(とうろくひんしゅ)とは、法令に基づき特定の農作物の品種が公式に認められ、育成者の権利が保護される品種のことです。新規性・均一性・持続性を満たすことで、原則25~30年間、他者の無断利用が制限されます。

  • 毒物(どくぶつ)とは、毒物及び劇物取締法で定められた区分の薬剤で、人体や環境に対する急性毒性が非常に強い物質です。特に慎重な取り扱いが求められます。

  • 土耕(どこう)とは、土壌(どじょう)を使って作物を育てる伝統的な栽培手法で、養液栽培などの無土壌栽培と対比される栽培方法です。

  • 床土(とこつち)とは、苗を育てるために使用する土で、保水性、通気性、排水性が良好なことが重要です。堆肥や肥料を加えて作られ、無病の土が理想です。

  • 土壌改良とは、土壌診断や圃場観察に基づき、土壌の物理性・化学性・生物性を改善することです。pH・EC・排水・緻密層など問題別の対策、土壌改良資材の選び方と過剰施用の注意点を解説します。

  • 土壌改良剤・土壌改良材について、保水性・透水性・保肥力・pHなど目的別の選び方を解説。ゼオライト、パーライト、有機質・炭化資材などの特徴、排水不良や過剰施用で失敗しないための注意点、メーカー情報を紹介します。

  • 土壌酸度(土壌pH)とは、土壌の酸性・アルカリ性の状態を示す指標です。pH(H₂O)とpH(KCl)の違い、作物生育への影響、測定方法、石灰質資材による土壌改良時の注意点を解説します。

  • 土壌消毒とは、土壌中の病原菌、線虫、害虫、雑草種子などの密度を低下させる処理です。薬剤、太陽熱、蒸気・熱水、土壌還元消毒の違い、効果を左右する温度・時間・処理深度、再汚染対策を解説します。

  • 土性とは、土壌中の砂・シルト・粘土の割合によって分類される性質です。土壌構造との違い、粘土質・砂質土壌の特徴、排水・保水・施肥管理との関係を解説します。

  • 徒長(とちょう)は茎や節間が伸びすぎる生理的な状態で、病害虫ではありません。光や温度、水分管理が重要です。

  • 徒長枝(とちょうし)とは、樹木で勢いよく長く伸びる枝のことで、花芽をあまり付けず、樹形を乱す原因となるため、早期の剪定が推奨されます。

  • 突然変異(とつぜんへんい)とは、遺伝子や染色体に変化が生じて、親と異なる新しい形質が現れ、それが遺伝する現象を指します。

  • トピアリー(とぴありー)とは、樹木や低木を装飾的に刈り込んで、幾何学模様や動物などの形状を作り出す園芸技法を指します。

  • トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)(とまとおうかはまきういるす)とは、タバココナジラミによって媒介される、トマトの葉が黄色くなり巻いてしまう病気を引き起こすウイルスです。トマト黄化葉巻病。

  • トマトキバガとは、トマトやミニトマトの葉や果実を加害する外来害虫です。幼虫の潜葉被害、果実食入、見分け方、トラップ、防虫ネット、登録農薬、残さ処理の注意点を解説します。

  • トラクター(とらくたー)とは、耕起や各種作業を行うための農業用機械で、農業作業を効率化する重要な機器です。

  • トラップ(とらっぷ)とは、害虫を誘引し捕獲するための装置で、害虫の発生状況を調査し、農作物の被害を防ぐために用いられます。

  • トラフ(とらふ)とは、もともとは家畜の飼料や水を入れる桶や水槽を指しますが、園芸においては石やコンクリートを加工して作られた栽培容器を意味します。

  • トレーサビリティと生産履歴の違いを解説。農産物の入荷・栽培・収穫・出荷記録、ロット管理、QRコード・ICタグとの関係、栽培管理システム導入時の注意点を農業現場向けに整理します。

  • トレリス(とれりす)とは、植物を誘引して壁面を装飾するために使われる格子状の構造物です。ついたて状のデザインが一般的で、園芸や造園で広く利用されています。

  • 泥染めとは、収穫したイグサを乾燥前に染土を水に分散させた液へ浸す工程です。均一な乾燥や色調・光沢、品質保持との関係、一般的な染料による着色との違いを解説します。

  • トンネル栽培とは、畝の上に支柱を設置し、農ポリ・農ビ・農PO・不織布などで作物を覆う栽培方法です。保温効果、換気、高温障害への注意、被覆資材の選び方を解説します。