や行

  • 八重咲き(やえざき)とは、通常の花よりも花弁の数が多く重なり合った状態の花を指します。観賞価値が高く、花き園芸では一般的な品種も多く存在します。

  • 葯(やく)とは、雄しべの一部で花粉をつくり放出する器官です。葯の構造、花粉嚢、葯の裂開、受粉との関係、人工受粉での開葯や葯培養について分かりやすく解説します。

  • 薬害(やくがい)とは、農薬や肥料などの使用によって作物に発生する生理的障害のことです。薬害は、葉焼けや斑点、枝の伸長不良などの急性や慢性的な症状を引き起こすことがあります。

  • 薬剤散布とは、農薬などを作物・土壌・施設へ散布する作業です。農薬登録、希釈倍率、使用液量、ノズル・散布圧、飛散防止、防護マスクや手袋など、散布時の基本と誤りやすい点を解説します。

  • 薬剤耐性は、同じ薬剤を続けて使用することで効きにくい個体が選抜され、集団として防除効果が低下する現象です。散布到達不足や適期外などの一時的要因を除外した上で判断します。

  • 誘引とは、作物の茎・枝・つるを支柱、ネット、誘引紐などへ沿わせたり固定したりして、草姿や生育位置を管理する栽培作業です。支柱仕立てとの違い、誘引方法、クリップ・ネット利用時の注意点を解説します。

  • 有機質肥料とは何かを解説。魚かす・油かす・骨粉など原料による肥効の違い、有機態窒素の無機化、土壌改良との違い、有機JASとの関係、施肥時の注意点を紹介します。

  • 有機農業(ゆうきのうぎょう)とは、化学肥料や農薬を使用せず、自然由来の資材を用いて土壌を改良し、持続可能な形で作物を栽培する農業手法です。

  • 有機農法(ゆうきのうほう)とは、化学肥料や農薬を使用せず、自然の力を利用して土壌を健康に保ち、持続可能な農業を目指す栽培方法です。環境保護や安全な農産物の生産に重きを置きます。

  • 有機物(ゆうきぶつ)とは、植物や動物の残渣(ざんさ)や排泄物など、無機物以外の物質で、主に土壌改良や栄養補給に用いられるものです。

  • UJIターンとは、都会住人が地方に移住する動きの総称。Uターン(出身地に戻る)、Jターン(出身地近くの地方都市に移住)、Iターン(出身地以外の地方へ移住)の3形態を統合した考え方。 地方移住と新規就農が結びつくケースが増えており、農業を通じた地域活性化や人口減少対策として国・自治体が力を入れています。 

  • 雄性不稔(ゆうせいふねん)とは、植物の葯(やく)や雄しべが退化し、花粉が正常に機能しなくなる現象を指します。一代雑種(いちだいざっしゅ)の採種(さいしゅ)に利用され、タマネギやニンジンなどで活用されています。

  • 癒合(ゆごう)とは、植物や動物において傷ついた部分が修復され、元通りに接続される現象を指します。特に農業では、接ぎ木や切り口の修復に関連します。

  • ユスリカ(ゆすりか)とは、水田や湿地に生息する蚊に似た昆虫で、幼虫は有機物を食べて水質を浄化し、成虫は鳥や魚の餌となるなど、生態系維持に貢献する存在です。

  • 葉腋(ようえき)とは、葉が茎に付く部分の上側のことで、通常この場所に芽が形成されます。葉腋は植物の成長や枝分かれに重要な役割を果たします。

  • 養液栽培とは、土壌を使用せず培養液を根域へ供給する栽培方法です。水耕と固形培地耕の違い、循環式・かけ流し式、EC・pH・給液管理、設備トラブルなど施設園芸で重要な基礎を解説します。

  • 幼芽(ようが)とは、植物の種子に含まれる胚の一部で、将来茎や葉になる部分です。発芽時に成長を始め、植物体の基本構造を形成します。

  • 葉茎菜類(ようけいさいるい)とは、キャベツやホウレンソウ、アスパラガスなど、主に葉や茎を食用とする野菜の総称です。栄養価が高く、サラダや炒め物などで広く利用されます。

  • 幼根(ようこん)とは、種子の発芽時に最初に地中へ伸びる根のことで、胚軸の下端にあり、主根として成長し植物の養分吸収を担う重要な部分です。

  • 葉序(ようじょ)とは、植物の茎において葉がどのように配置されるかを示す基本的な形態学的概念。

  • 葉鞘(ようしょう)とは、単子葉植物の葉の基部が茎を包み込む鞘状の部分を指します。特にネギなどの野菜で見られ、根深ネギの白い部分がこれにあたります。

  • 葉身(ようしん)とは、植物の葉の平らに広がった本体部分で、光合成や蒸散などの重要な機能を担う部分です。植物の成長や健康に大きな影響を与えます。

  • 用土(ようど)とは、鉢植えや苗床で植物を育てるために使用される土のことです。通気性や水はけ、養分バランスが調整されており、病害虫がないことが求められます。

  • 葉柄(ようへい)とは、葉身(ようしん)を支えて茎に付着する細い部分です。葉柄は、葉に水分や栄養分を供給し、葉を適切な位置に保持する役割を果たします。

  • 葉脈は葉の中の維管束の通り道で、水分や養分の移動と光合成産物の転流に関わります。見え方だけで原因を断定しません。

  • 葉面境界層とは、葉の表面付近にできる空気の動きが小さい層です。風速との関係、CO2吸収、光合成、蒸散、気孔抵抗との違い、循環扇を利用する際の注意点を解説します。

  • 葉面境界層コンダクタンスとは、葉面近くの境界層を熱、水蒸気、CO2などが移動するしやすさを表す指標です。風速、葉の大きさ、気孔コンダクタンス、蒸散・光合成との関係や、循環扇で葉面境界層を薄くする際の注意点を解説します。

  • 葉面散布とは、肥料や農薬などを植物の葉や地上部へ散布する方法です。葉面施肥の吸収経路、根からの施肥との違い、適正濃度、カルシウムの移動性、根傷み時の注意点、展着剤や農薬との混用について解説します。

  • 葉色診断とは、作物の葉色やSPAD値から窒素栄養状態や生育状態を評価し、施肥管理の参考にする診断方法です。葉色板と葉緑素計の違い、測定方法、追肥判断で注意すべき点を解説します。

  • 葉緑素(クロロフィル)とは、植物の葉などに含まれ、光合成で光エネルギーを吸収する緑色色素です。クロロフィルa・bの働き、葉色や窒素栄養との関係、SPAD値による測定時の注意点を解説します。

  • 抑制栽培(よくせいさいばい)とは、植物の成長を制限し、収穫時期やサイズを調整する方法です。都市農業や狭いスペースでの効率的な生産に使われ、収穫時期を遅らせて高値で取引することを狙います。この技術で質の高い作物を戦略的に生産でき、経済的メリットが大きいです。

  • ヨトウムシ(よとうむし)とは、夜行性のガの幼虫で、葉を食害する害虫です。幼虫は下葉の裏に産み付けられた卵から孵化し、作物の葉を食べつくします。

  • 呼び接ぎ(よびつぎ)とは、穂木(ほぎ)と台木(だいぎ)の茎の側面を切り込み、両方の切り面を密着させて固定し、活着(かっちゃく)した後に不要な部分を切除する接ぎ木方法です。

  • 予冷とは、収穫後の野菜・果実・花きなどの品温を輸送や貯蔵に適した温度まで速やかに下げる処理です。強制通風冷却、差圧通風冷却、真空冷却、冷水冷却の仕組みと、包装資材、品温測定、低温貯蔵、コールドチェーンとの関係を解説します。

  • 四倍体(よんばいたい)とは、細胞内に通常の2倍にあたる4セットの染色体をもつ植物のことを指し、種無し果実や作物改良で重要な役割を果たしています。