選別機器・包装梱包・保管保冷とは
選別機器・包装梱包・保管保冷では、収穫した農産物を出荷・販売につなげるための選別、計量、結束、包装、運搬、保冷、貯蔵などに使用する機器・資材を紹介しています。
収穫後の農産物は、不要な部分を取り除く調製、大きさや重量などによる選別、計量、結束・包装、運搬、保管など、複数の工程を経て出荷されます。
青果物では、品質保持のために予冷や低温保管を組み合わせる場合もあります。
工程の順序や必要な設備は、作物、出荷規格、出荷量、販売先によって異なります。
選別機、包装機、運搬設備、冷蔵設備は、それぞれ目的が異なるため、単純に「省力化機器」として一括して選定するのは適切ではありません。
選別・計量・運搬
選別機・選果機は、農産物を大きさ、重量、形状、外観などの基準によって分けるための機械です。
機種によっては、糖度などの内部品質を測定して選別する設備もあります。
重量計は、出荷規格に合わせた計量や包装単位の確認などに使用されます。
台車、運搬車、コンベア、レールなどは、収穫物や資材を作業場内外で移動させるための設備です。
重量物の移動や反復作業を機械化することで、作業負担の軽減や作業動線の改善につながります。
結束・包装・梱包
農産物を一定量にまとめる結束機、袋詰めや箱詰めを補助する機器、袋、テープ、紐、緩衝材などを掲載しています。
包装は単に農産物を包む作業ではありません。
流通中の擦れや衝撃から農産物を保護し、取り扱いや販売に適した単位にまとめる役割があります。
使用する包装材や包装方法は、作物の呼吸、蒸散、傷みやすさ、輸送方法、販売形態などを考慮して選定します。
保冷・冷蔵・貯蔵・収納
収穫後の農産物を保管する保冷庫・冷蔵庫・貯蔵庫と、農業資材や機器などを保管する収納庫を掲載しています。
青果物では、収穫後も呼吸や蒸散が続きます。
必要に応じて予冷を行い、その後の低温保管や低温輸送につなげることで、品質低下を抑える方法があります。
低温であれば低温であるほど品質を保持できるわけではありません。
適切な貯蔵温度や湿度は作物によって異なり、低温障害を起こす作物もあります。
保冷庫や冷蔵庫を選定する際は、対象作物、必要温度帯、湿度条件、保管期間、入出庫量などを確認してください。
収納庫は、包装資材、農具、機械、その他の農業資材などを保管するための設備です。
農産物を温度管理して保管する設備とは目的が異なります。
出荷調製設備を選ぶ際の考え方
例えば、選別機だけを高速化しても、その後の計量や袋詰めが追いつかなければ、作業場全体の処理能力は上がりません。
選別、計量、結束、包装、運搬、保管を個別の設備として見るだけでなく、前後工程を含めた作業量と人員配置を確認する必要があります。
機械を選定する際は、対象作物への適合性、処理能力、設置スペース、作業者数、既存設備との接続、清掃・保守性、故障時のサポート体制などを確認します。