調製(ちょうせい)

調製

調製とは

調製(ちょうせい)とは、収穫した農産物を、
出荷・販売・加工などに適した状態へ整える作業を指します。

作物によって作業内容は異なり、
土や汚れの除去、洗浄、不要な葉や根の除去、
長さの切り揃え、外葉・外皮の除去などが含まれます。

例えば長ネギでは、根や葉先を切り揃え、
汚れや傷んだ外側の葉鞘を取り除き、
商品として扱える状態へ整える作業が調製に当たります。
ネギ皮むき機や根葉切り機は、
これらの作業を省力化するために使用されます。

調製は、収穫した農産物そのものの品質を新たに高める作業ではありません。
不要部分や汚れを除き、出荷・販売などに適した状態へ整える工程として考えると分かりやすくなります。

調製と選別・包装の違い

調製、選別、包装は、役割の異なる作業です。

調製は、汚れや不要部分を除去したり長さを切り揃えたりして、
農産物そのものを扱いやすい状態へ整える作業です。

選別は、太さ、大きさ、重量、形状、外観などの基準によって、
農産物を規格や階級ごとに分ける作業です。
例えば長ネギでは、調製後のネギを
ネギ選別機で
太さなどの基準に従って仕分ける場合があります。

包装は、選別した農産物を袋、ネット、箱などへ収め、
流通・販売しやすい状態にする作業です。

実際の農家の作業場や集出荷施設では、
調製、選別、結束、包装などを連続して行うことが多く、
これらをまとめて「出荷調製」などと呼ぶ場合があります。

機械や作業工程を検討する場合は、それぞれを分けて考えます。

調製機械を選ぶ際の考え方

調製作業を機械化する場合は、
一つの機械の処理能力だけで判断すると、
期待した省力化につながらないことがあります。

例えばネギの皮むき能力を高めても、
後工程となる選別、結束、袋詰め、箱詰めなどが追いつかなければ、
そこで作業が滞ります。

反対に、処理能力の高い選別機を導入しても、
前工程の根葉切りや皮むきから十分な本数を供給できなければ、
選別機の能力を生かせません。

調製設備は、前後工程を含めた一連の処理能力で考えます。

導入時には、作物の種類、出荷規格、1日の処理量、
作業人数、作業スペース、前後工程の機械能力などを確認し、
作業全体の流れに合った設備を組み合わせます。

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