農地圃場の管理要素の関連用語一覧

  • チップバーンは、新葉の葉先・葉縁が褐変して枯れ込む生理障害で、病害虫ではなく農薬で治りません。土壌にCaがあっても、乾湿差や高EC、根傷みなどで移行が妨げられると発生し、薬害や塩害と区別するためには散布履歴と根域条件の確認が重要です。

  • キュウリべと病は感染性病害キュウリべと病は、葉表の黄化だけで決めず、葉脈で区切られた斑点と葉裏の灰白色〜灰紫色の菌叢を確認します。結露や夜露が続くと広がります。

  • 卵菌(らんきん)由来の病害は葉濡れや過湿で広がりやすく、外観の黄化だけでは断定できません。根と環境も併せて確認します。

  • レタスべと病は卵菌類による感染性病害で、肥料不足の黄化ではありません。葉表だけで判断せず、下位葉の葉裏に出る灰白色菌叢と冷涼多湿条件の一致で見極めます。

  • ブロッコリーべと病は卵菌類が葉に感染する病害で、肥料不足などの生理障害ではありません。葉表の黄化だけで判断せず、下位葉の葉裏に現れる灰白色の菌叢と、多湿・冷涼条件の有無を確認して見極めます。

  • タマネギべと病は卵菌類が葉の気孔から侵入して起こる感染性病害で、肥料不足や水切れなどの生理障害ではありません。

  • 高温登熟障害(こうおんとうじゅくしょうがい)は、登熟期の高温で白未熟粒や胴割れが増える生理障害。農薬では改善せず、出穂期・水管理・籾数・品種条件を整理し、翌作の対策に活かすことが重要です。

  • 登熟期(とうじゅくき)とは、出穂・開花後に、同化産物が粒へ移行して胚乳が充実していく期間を指す生育段階。作業名ではなく、粒の充実過程を説明するための概念であり、暦日だけで一律に判断できるものではありません。

  • 登熟不良(とうじゅくふりょう)とは、登熟期に子実の充実が不足し、未熟粒や品質低下が増える状態を指します。

  • メリケントキンソウは冬にロゼットを作る外来の一年生雑草で、春にできる果実の硬いトゲが靴底や家畜に刺さり、牧草地の品質低下や人の歩行障害につながるので現場で注意が必要です。