播種とは
播種(はしゅ)とは、
植物を栽培するために種子を
圃場、苗床、育苗箱、トレイなどへ播く作業です。
一般には「種まき」とも呼ばれます。
英語ではSowingまたはSeedingと表されます。
播種では、種子を単に土へ落とすだけではなく、
作物や栽培方法に応じて播種量、播種位置、播種間隔、
播種深さ、覆土などを調整します。
これらの条件は発芽や出芽、
その後の株数や生育の揃いに影響します。
主な播種方法
点播(てんぱ)
一定の位置ごとに、1粒または複数粒の種子を播く方法です。
株間を一定に設定しやすく、
ダイズ、トウモロコシ、野菜類などで利用されます。
1か所に播く粒数は作物や栽培体系によって異なります。
条播(じょうは・すじまき)
一定の条に沿って種子を播く方法です。
葉菜類、根菜類、麦類など幅広い作物で利用されます。
条間、播種量、播種間隔などは
作物や栽培目的に合わせて設定します。
条播だから間引きが必要とは限りません。
散播(さんぱ)
種子を一定の列や点に限定せず、
面状に播く方法です。
牧草、緑肥、一部の穀類などで利用されます。
播種後に覆土や鎮圧を組み合わせる場合もあります。
播種で確認したい条件
播種後の発芽率や苗立ちは、
播種方法だけでは決まりません。
種子そのものの発芽能力に加え、
温度、水分、酸素、播種深さ、覆土、
播種床の状態などが関係します。
特に圃場へ直接播種する場合、
同じ設定の播種機でも
土壌水分、砕土状態、作物残渣などによって
実際の播種深さや覆土状態が変わることがあります。
播種後は設定値だけでなく、実際の播種状態を確認します。
育苗での播種
育苗では、
育苗箱やセルトレイなどへ播種します。
セルごとに1粒播種する場合もあれば、
ネギなどのように複数粒を播く場合もあります。
使用するトレイ、種子規格、播種粒数に対応した
播種機や播種部品を選択します。
播種と発芽は同じ意味ではない
播種は「種子を播く作業」、
発芽は
種子が吸水などを経て生長を開始する生理現象です。
適切な播種は発芽や出芽をそろえるための条件を整えますが、
播種しただけで発芽が保証されるわけではありません。
種子の品質や休眠、温度、水分、酸素なども関係します。
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