ランナー(らんなー)

ランナー
イチゴのランナーとランナーおさえ

ランナーとは

ランナー(runner)とは、
親株から細長く横方向へ伸び、節などに新しい子株を形成する茎です。
イチゴでは苗を増殖するために利用される重要な栄養繁殖器官です。

園芸分野では「匍匐茎(ほふくけい)」や「匍匐枝(ほふくし)」と呼ばれる場合があります。
植物学上の用語の使い分けは文献や植物によって異なるため、
これらをすべて完全な同義語として扱うのは適切ではありません。

イチゴのランナー

イチゴでは、親株から細長いランナーが伸び、
その途中に子株が形成されます。
子株は親株とランナーでつながった状態で成長し、
培地へ接触すると発根します。

育苗では、子株を育苗ポットや培地へ配置し、
イチゴランナー押さえ
などで固定して発根させる「鉢受け」などの方法が利用されます。
発根後、必要な時期に親株とのランナーを切り離して苗として管理します。

ランナーによる増殖

ランナーによる増殖は、種子を用いずに親株の一部から新しい個体を増やす
栄養繁殖の一つです。
品種の遺伝的な特性を維持しながら苗を増殖できるため、
イチゴ栽培で広く利用されています。

親株が病原体に感染している場合は、
ランナーから得られる子株へ病害を持ち越す可能性があります。
苗数だけでなく、健全な親株を使用し、
育苗中の病害管理を行う必要があります。

育苗時のランナー管理

必要な子株を確保するため、
ランナーの発生時期、子株の位置、苗の大きさを確認しながら育苗します。
品種や育苗方式によって、利用する子株の次数や採苗時期は異なります。

不要なランナーや子株を残しすぎると株が過密になり、
作業性や防除性が低下することがあります。
必要苗数と育苗方法に合わせて整理します。

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