覆土(ふくど)

覆土

覆土とは

覆土(ふくど)とは、播種した種子の上に、
土や培土などをかぶせる作業、
または種子の上にかぶせる材料を指します。

覆土には、種子を所定の位置に保持する、乾燥や流亡を抑える、
種子周辺の水分や温度条件を整えるといった役割があります。
必要な厚さや材料は、作物、種子の大きさ、発芽特性、播種方法、
培地、かん水方法などによって変わります。

覆土の厚さは一律ではありません

「覆土は種子の直径の2~3倍」と、すべての作物に一律に当てはめるのは適切ではありません。
種子が大きければ比較的深く播ける場合がありますが、
微細種子や光の影響を受けやすい種子では、ごく薄い覆土や無覆土が適する場合があります。

同じ作物でも、種子の状態、播種時期、培土の粒径、水分条件、
育苗方法などによって適正な覆土条件は変わります。
種苗会社や栽培指針に覆土条件が示されている場合は、その条件を優先します。

水稲育苗での覆土

水稲の箱育苗では、
育苗箱へ床土を入れて播種した後に覆土する方法が一般的ですが、
床土部分を育苗マットへ置き換える場合でも、
覆土が必要な製品があります。

「床土を育苗マットへ替えたので覆土も不要」と判断するのは誤りです。
覆土が少なすぎると、種籾の露出や根上がりにつながる場合があります。
反対に、必要以上に厚い覆土は出芽を妨げることがあります。
使用する育苗マットや育苗培土の説明書に示された量を確認してください。

覆土で起きやすい失敗

乾燥を防ぐために厚くかけすぎる。
覆土を厚くすれば安定するとは限りません。
出芽までの距離が長くなり、出芽の遅れや不揃いにつながる場合があります。

小さな種子ならすべて無覆土にする。
種子が小さいことだけで無覆土が適すると判断することはできません。
光への反応や乾燥しやすさ、かん水による種子の移動まで含めて判断します。

作物が同じなら覆土量も同じと考える。
露地播種、セルトレイ育苗、水稲育苗箱などでは播種床と水分環境が異なります。
栽培方式が変われば、適した覆土条件も変わります。

関連する資材分類・農業用語

見つからない用語・製品の登録をリクエスト

個人情報の入力は不要です。掲載してほしい名称だけをお知らせください。

登録を希望する情報の種類

最近対応したリクエスト

  • 用語 鉢 掲載しました
  • 用語 がく 既存用語「萼」を再監修致しました
  • 用語 休眠解除 掲載しました