接ぎ木苗とは、台木と穂木を接ぎ木して一体化させた苗です。果菜類で利用する目的、実生苗との違い、台木選定、接ぎ木部の管理や定植時の注意点を解説します。
接ぎ木苗とは
接ぎ木苗(つぎきなえ)とは、
台木と穂木を
接ぎ木し、
接合部を活着させて育てた苗です。
トマト、ナス、ピーマン、
キュウリ、スイカ、メロンなどの果菜類で広く利用されています。
接ぎ木を行わず、
種子からその品種自身の根で育てた苗は一般に実生苗と呼ばれます。
接ぎ木苗を利用する目的
代表的な目的は、
特定の土壌病害に抵抗性を持つ台木を利用することです。
ほかにも、
草勢の調整、
低温・高温などへの適応性改善、
根系の性質を利用した生育安定などを目的に台木を選ぶ場合があります。
接ぎ木苗だから必ず収量や品質が向上するわけではありません。
穂木品種、台木品種、作型、土壌条件などによって効果は変わります。
接ぎ木苗で確認するポイント
接合部が十分に活着していること、
穂木と台木の生育バランスが崩れていないこと、
病害や傷みがないことを確認します。
定植後は、
接合部を土中へ深く埋めることで穂木から発根すると、
台木を利用する目的が失われる場合があります。
接ぎ木位置と定植深さを確認してください。
接ぎ木苗を作る場合
自家で接ぎ木苗を生産する場合には、
苗齢や茎径をそろえ、
接ぎ木方法に適した接木資材を選びます。
接合直後は穂木への水分供給が不安定になるため、
作物と接ぎ木方法に適した養生管理が必要です。
固定具だけで活着率を判断しないでください。
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