花芽分化(かがぶんか・はなめぶんか)

花芽分化

花芽分化とは

花芽分化(かがぶんか・はなめぶんか)とは、
植物の成長点が葉や茎を形成する栄養成長の状態から、
花を形成する生殖成長へ移行し、
花となる組織の形成を始める過程です。

「葉芽そのものが花芽へ変化する」と単純に考えるのは正確ではありません。
成長点の発生段階が変化し、花を形成する方向へ分化していく現象として捉えます。

花芽分化を左右する条件

花芽分化を誘導する条件は植物によって異なります。
日長、温度、植物体の生育段階、栄養状態などが関係しますが、
すべての植物が同じ条件で花芽分化するわけではありません。

短日によって花芽形成が促進される植物、
長日で促進される植物、
温度の影響が大きい植物などがあり、
同じ作物でも品種や作型によって反応が異なる場合があります。

イチゴの花芽分化

一季成り性イチゴでは一般に、
高温・長日条件では栄養成長が続きやすく、
気温の低下と短日条件が花芽分化を促す方向に働きます。

実際の反応は品種、苗齢、窒素栄養、温度条件などによって変わるため、
暦日だけで花芽分化を判断することはできません。
促成栽培では花芽分化の進行を確認して定植時期を判断する場合があります。

また、四季成り性品種では一季成り性品種と日長・温度に対する反応が異なります。
イチゴ全体を一つの花芽分化条件で説明するのは不適切です。

栽培管理との関係

花芽分化の時期は開花や収穫開始時期に関係するため、
イチゴ、果菜類、果樹、花きなどの生産では重要な生育段階です。

温度管理、日長処理、育苗方法、施肥管理などによって
花芽分化の時期が変化する場合があります。
作物・品種ごとの生理特性を確認して管理します。

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