クビアカツヤカミキリ(くびあかつやかみきり)

クビアカツヤカミキリ
クビアカツヤカミキリは樹木を枯死へ追い込む危険性の高い病害虫

クビアカツヤカミキリ(くびあかつやかみきり)とは、サクラ・モモ・スモモ・ウメなどのバラ科樹木を主に加害する外来害虫です。幼虫が樹木内部へ侵入して長期間食害することで、樹勢低下、枝枯れ、枯死を引き起こし、果樹農業だけでなくサクラ並木、公園、街路樹などにも深刻な被害をもたらしています。

学名はAromia bungii。中国、朝鮮半島、台湾、ベトナムなどの東アジアを原産とし、日本では2012年に愛知県のサクラで初めて確認されました。その後、国内で急速に分布を拡大し、2026年8月現在では22都府県で発生が確認されています。

2018年1月には外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定され、生きた個体の飼育・保管・運搬・譲渡・放出などが原則禁止されています。

特に重要な発見の手掛かりが、幼虫の食害によって幹や根元から排出される木くずと糞が混じった「フラス」です。被害を抑えるには、フラスを早期に発見し、幼虫駆除、成虫捕殺、ネット被覆、登録農薬による防除、被害木処理などを適切に組み合わせる必要があります。

略して「クビアカ」と呼ばれることもあります。

クビアカツヤカミキリの概要

クビアカツヤカミキリ(学名:Aromia bungii)は、コウチュウ目カミキリムシ科に属する大型の外来昆虫です。成虫は全体に光沢のある黒色をしており、首のように見える前胸部が鮮やかな赤色であることが大きな特徴です。

日本では2018年1月15日に外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されました。原則として、生きた個体を飼育したり、別の場所へ運搬したり、保管・販売・譲渡・野外へ放したりすることは禁止されています。

幼虫は樹木内部で生活するため、外側から直接確認することが難しく、発見時にはすでに内部食害が進行している場合があります。そのため、成虫そのものだけでなく、フラスや脱出孔などの被害兆候を見逃さないことが重要です。

クビアカツヤカミキリ
クビアカツヤカミキリ

クビアカツヤカミキリの詳細説明

(1)形態と特徴

  • 成虫:体長約25~40mm。全体に光沢のある黒色で、前胸部が鮮やかな赤色をしています。
  • 幼虫:乳白色で細長い大型幼虫で、樹木内部を食害しながら成長します。木の内部にいるため、幼虫そのものを外から確認することは容易ではありません。
  • 蛹:樹木内部に蛹室を形成して蛹化し、その後成虫になります。
  • 卵:主に樹皮の割れ目や隙間などに産み付けられます。

クビアカツヤカミキリの幼虫
クビアカツヤカミキリの幼虫

(2)生活環(ライフサイクル)

  • 成虫は地域や気象条件によって差がありますが、主に5~8月頃に樹木から脱出して活動します。
  • 交尾したメスは樹皮の割れ目や隙間などに産卵します。
  • ふ化した幼虫は樹皮下から木の内部へ侵入し、形成層周辺などを食害しながら成長します。
  • 幼虫期間は長く、一般に1~3年程度を樹木内部で過ごします。
  • 幼虫が活動すると、食べた木くずと糞が混じった「フラス」が幹や根元などから排出されます。

クビアカツヤカミキリ被害によるフラス
クビアカツヤカミキリ被害によるフラス

(3)被害を受けやすい樹木

国内では、サクラ、モモ、スモモ、ウメ、ハナモモ、アンズ、オウトウなど、主としてバラ科の樹木への被害が問題になっています。

特にモモやスモモなどの果樹では、幼虫による内部食害が進むことで樹勢が低下し、枝枯れ、減収、最終的な枯死につながります。果樹は植え替えてもすぐに成木と同じ収量へ戻るわけではないため、被害木1本の損失でも、その後数年間の生産に影響する可能性があります。

サクラでは景観上の損失に加え、幹や枝の内部が著しく食害されることで強度が低下し、落枝や倒木につながる危険性もあります。

(4)国内での発生状況

日本では2012年に愛知県のサクラで初めて確認されました。その後、関東・東海・近畿地方などを中心に分布が急速に拡大しています。

2026年8月現在、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県、徳島県、香川県の22都府県で発生が確認されています。

国内への侵入経路は完全には特定されていませんが、海外からの貨物や木製梱包材などに紛れ込んで侵入した可能性が考えられています。

動画で見るクビアカツヤカミキリの生態と被害

クビアカツヤカミキリを早期に発見するためには、成虫の特徴だけでなく、生活環や被害の特徴、フラスなどの兆候を知っておくことが重要です。

大阪府立環境農林水産総合研究所(おおさか環農水研)では、クビアカツヤカミキリの生態や被害の見分け方を解説した動画を公開しています。

動画:大阪府立環境農林水産総合研究所「クビアカツヤカミキリの生態を知ろう」

動画では、クビアカツヤカミキリの生態とともに、被害の見分け方や早期発見のポイントについて解説されています。成虫を見つけるだけでなく、被害木に現れる兆候を把握するための参考になります。

2026年の最新動向

国が「クビアカツヤカミキリ対策本部」を設置

クビアカツヤカミキリの発生範囲拡大と被害の深刻化を受け、2026年には農林水産省と環境省による「クビアカツヤカミキリ対策本部」が設置されました。

さらに2026年9月11日には第2回クビアカツヤカミキリ対策本部が開催され、国、地方公共団体、関係機関が連携した対策強化が進められています。

従来は発生地域ごとの問題として扱われる面もありましたが、22都府県まで確認地域が広がった現在では、果樹園、公園、街路樹、学校、河川敷などを含めた広域的な防除が必要な段階に入っています。

生態系被害防止外来種リストが2026年に改定

2026年9月11日、環境省と農林水産省は「生態系被害防止外来種リスト」の第2版となる2026年改訂版を公表しました。

クビアカツヤカミキリは、対策を積極的に進める必要がある「防除推進外来種」に位置付けられ、国内での定着状況についても「分布拡大期~まん延期」と評価されています。

ここで注意したいのは、「生態系被害防止外来種リスト」と「特定外来生物」は同じ制度ではないという点です。生態系被害防止外来種リストは、外来種対策を進めるための基礎資料として位置付けられるもので、法律上の規制区分そのものではありません。

一方、クビアカツヤカミキリはこれとは別に、2018年から外来生物法上の「特定外来生物」に指定されており、生きた個体の飼育や運搬などが規制されています。

サクラへの「蛍光スプレー」で産卵抑制を検証

2026年、栃木県ではクビアカツヤカミキリの新たな対策として、サクラの幹に黄色の蛍光カラースプレーを塗布し、産卵を抑制できるかを調べる実証試験が行われました。

クビアカツヤカミキリが比較的暗い場所を選んで産卵する性質に着目した試験で、産卵期にあたる5~7月に調査した結果、蛍光色を付けた6本の木では卵がほとんど確認されなかった一方、処理していない木では1本当たり平均13個の卵が確認されたと報道されています。

産卵抑制技術として注目される結果ですが、現段階では小規模な実証試験です。樹種、樹齢、日照条件、塗布範囲、塗料の種類、耐候性、樹木への長期的な影響、複数年にわたる再現性などについて十分に検証された確立技術ではありません。

そのため、ニュースを見て一般の農家や樹木管理者が自己判断で蛍光スプレーを塗布することは推奨できません。現時点では、既存の防除方法に代わる技術ではなく、今後の研究・実証が期待される産卵抑制技術の候補として捉える必要があります。

また、蛍光色が長期間残ることで景観へ影響することも課題として挙げられています。

クビアカツヤカミキリの課題と対策

クビアカツヤカミキリの防除では、一つの方法だけで完全に防げると考えるのは危険です。発生状況や被害程度に応じて、早期発見、幼虫駆除、成虫捕殺、ネット被覆、登録農薬、被害木処理などを組み合わせる必要があります。

課題1:果樹農業(モモ・スモモ等)への経済被害

永年性作物であるモモやスモモなどが内部から食害されると、樹勢低下、枝枯れ、減収を経て枯死する場合があります。

果樹は苗木を植え直しても翌年から成木と同じ収量が得られるわけではありません。そのため、被害は単年度の収量減だけでなく、改植費用や未収益期間を含む長期的な経営損失につながります。

対策

  • 早期発見:園地を定期的に巡回し、フラス、樹皮の異常、樹液、脱出孔などを確認します。
  • 成虫の捕殺:成虫を発見した場合は、可能な範囲でその場で捕殺します。
  • 幼虫の物理的駆除:フラス排出孔から幼虫の位置を確認し、適切な方法で幼虫を除去します。ただし、木内部の食入経路は複雑であり、針金などを挿入すれば必ず駆除できるわけではありません。
  • 登録農薬による防除:樹幹注入、幼虫への処理、成虫発生期の散布など、対象作物とクビアカツヤカミキリに登録のある農薬を使用します。使用時には必ず最新の農薬登録内容と製品ラベルを確認してください。
  • 被害木の適切な処理:被害が著しい木は伐採が必要になる場合があります。伐倒木内部に幼虫や蛹が残っている可能性があるため、焼却施設での処理、微細チップ化、燻蒸など、自治体や関係機関が定める方法で適切に処分します。

課題2:サクラ並木・景観樹木への深刻な影響

サクラはクビアカツヤカミキリによる被害が特に目立つ樹種の一つです。公園、学校、道路、河川敷、観光地などに植えられているため、被害は樹木そのものだけでなく、景観や地域文化、樹木管理費用にも影響します。

また、食害が進行した木では枝や幹の強度が低下し、落枝や倒木による事故につながる可能性があります。

対策

  • 防虫ネット被覆:成虫発生期には、被害木へ目合い4mm以下の丈夫なネットを巻くことで、羽化した成虫の飛散防止や産卵防止を図ります。
  • ネットを幹へ密着させない:ネットが幹に密着すると、成虫がネット越しに産卵したり、ネットをかみ切って脱出したりする可能性があります。ネットと幹の間に適切な空間を確保することが重要です。
  • ネット内部の定期確認:ネットを設置しただけで放置してはいけません。内部で羽化した成虫を定期的に確認し、捕殺する必要があります。
  • 市民・管理者によるモニタリング:公園や街路樹などでは、成虫、フラス、脱出孔の発見情報を行政や樹木管理者へ集約することで早期発見につながります。

動画で確認する「ネット巻き」の方法

被害木へのネット被覆は、クビアカツヤカミキリの産卵防止や、被害木内部から羽化した成虫の拡散を抑えるために行われる対策の一つです。

大阪府立環境農林水産総合研究所では、実際の樹木を使ってネットを設置する手順を動画で公開しています。ネットの取り付け方を具体的に確認したい場合に参考になります。

動画:大阪府立環境農林水産総合研究所「クビアカツヤカミキリ対策・ネット巻き編」

注意:ネットを設置すれば防除が完了するわけではありません。ネット内部で成虫が羽化する場合があるため、設置後も定期的に内部を確認し、成虫を発見した場合は捕殺する必要があります。また、ネットの破損や隙間がないかも継続して確認します。

課題3:幼虫が木の内部にいるため防除が難しい

クビアカツヤカミキリ防除を難しくしている最大の要因の一つが、幼虫が長期間にわたり樹木内部で生活することです。

外側から幼虫の位置を正確に把握することは容易ではなく、薬剤処理や物理的な駆除を行っても、木の内部深くにいる幼虫まで処理できない場合があります。

対策

  • フラスの継続確認:一度処理した後もフラスが再び排出されていないか確認します。
  • 複数の防除方法を組み合わせる:幼虫駆除、登録農薬、成虫捕殺、ネット被覆などを組み合わせます。
  • 被害が著しい樹木は伐採も検討:保存を優先して防除を繰り返すことが、必ずしも最善とは限りません。被害程度や倒木リスクを評価し、必要であれば伐採・処分します。

課題4:人為的な移動による分布拡大

被害木の内部には、生きた幼虫や蛹が残っている可能性があります。そのため、伐採した被害木を薪などとして別の場所へ自己判断で移動すると、新たな地域へクビアカツヤカミキリを持ち込む危険があります。

対策

  • 被害木を安易に移動しない:生きた個体が潜んでいる可能性のある木材を自己判断で他地域へ移動させないことが重要です。
  • 運搬が必要な場合は逸出防止措置を行う:行政等が行う防除で運搬する場合には、成虫や幼虫が逸出しないための措置と、伐採物の落下防止措置を行います。
  • 地域の防除方針に従う:被害木の処分方法は自治体によって異なる場合があるため、地域の担当部署へ確認します。

クビアカツヤカミキリ防除で間違いやすい点

(1)フラスがあれば必ずクビアカツヤカミキリとは限らない

木くずやフラスを排出する昆虫はクビアカツヤカミキリだけではありません。寄主樹種、フラスの状態、排出位置、脱出孔、成虫の確認状況などを総合して判断する必要があります。

(2)ネットを巻けば防除終了ではない

目合い4mm以下のネットは有効な防除手段ですが、ネットを幹へ密着させるとネット越しに産卵される場合があります。また、ネット内部で成虫が羽化するため、定期的な見回りと成虫捕殺が必要です。

(3)薬剤を1回処理すれば完全駆除できるとは限らない

幼虫は木の内部を複雑に食害しており、薬剤や物理的な処理がすべての幼虫へ到達するとは限りません。処理後もフラスの再発などを確認する必要があります。

(4)被害木を伐採すれば終わりではない

伐倒した木の中で幼虫や蛹が生存している場合があります。伐採木を放置したり、薪として別の場所へ移動させたりすると、そこから成虫が羽化して被害を拡大させるおそれがあります。

(5)蛍光スプレーをすぐに実用防除として導入しない

2026年に報告された栃木県の蛍光スプレー試験は非常に興味深い結果ですが、現時点では小規模な実証段階です。一般的な防除方法として確立されたものではなく、ネットや登録農薬など既存の防除方法を置き換える根拠はまだありません。

発見した場合の対応

サクラ、モモ、スモモ、ウメなどで大量のフラスや特徴的な脱出孔を発見した場合、またはクビアカツヤカミキリと思われる成虫を見つけた場合は、放置せず樹木管理者や市町村・都道府県の農業、環境、緑地管理などの担当部署へ情報提供してください。

可能であれば、成虫、フラス、被害木全体、被害位置などを写真に記録しておくと、同定や被害状況の確認に役立ちます。

クビアカツヤカミキリは特定外来生物です。生きた個体を捕獲した状態で別の場所へ持ち帰ったり、飼育したりすることは原則として認められていません。

被害拡大を抑えるためには、「早く見つける」「その場で適切に対処する」「被害木や生きた個体を不用意に移動させない」ことが重要です。

参照

    • 環境省:「クビアカツヤカミキリの関連情報のリンク集」
      https://www.env.go.jp/nature/gairai/info_kubiaka.html
      → 原産地、寄主樹種、特定外来生物としての位置づけ、国内発生状況、関係省庁・自治体の関連情報などを集約した環境省の公式ページです。
    • 農林水産省:「クビアカツヤカミキリに関する情報」
      https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kokunai/kubiaka/kubiaka.html
      → 2026年8月現在の国内発生状況(22都府県)、防除対策、対策本部などの最新情報を確認できます。
    • 環境省:「生態系被害防止外来種リスト」
      https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html
      → 2026年9月11日に公表された第2版を掲載。クビアカツヤカミキリは「防除推進外来種」、定着段階は「分布拡大期~まん延期」とされています。
    • 環境省:「生態系被害防止外来種リスト(2026年改訂版)の公表について」
      https://www.env.go.jp/press/press_05557.html
      → 2026年9月11日に公表された生態系被害防止外来種リスト第2版の目的、改定経緯、資料などを確認できます。
    • 農林水産省:「第2回クビアカツヤカミキリ対策本部の開催について」
      https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/260911.html
      → 発生範囲の拡大と被害の深刻化を受け、関係省庁と地方公共団体が連携して対策を強化するために開催された対策本部についての公式情報です。
    • 農研機構/生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN):「サクラ・モモ・ウメに脅威、外来カミキリムシの防除法を開発」
      https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/press/159286.html
      → クビアカツヤカミキリの生態解明、薬剤、防除マニュアル、分布情報管理など、研究機関による総合的な防除技術開発について紹介されています。
    • 栃木県:「クビアカツヤカミキリ防除対策マニュアル 改訂第4版」
      https://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/documents/20240105145406.pdf
      → フラスの確認、幼虫駆除、薬剤防除、目合い4mm以下のネット巻き、成虫捕殺、被害木処理など、現場での具体的な防除方法がまとめられています。
    • 環境省:「クビアカツヤカミキリは、特定外来生物に指定されています」
      https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/g_kubiakatsuyakamikiri_kaitei.pdf
      → 成虫の特徴、寄主樹木、フラス、特定外来生物としての法的規制などを確認できる環境省資料です。
    • テレビ朝日:「サクラに蛍光スプレー クビアカツヤカミキリ対策で実証試験 産卵しにくく? 栃木県」
      https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000530692.html
      → 2026年に栃木県で行われた黄色の蛍光カラースプレーによる産卵抑制実証について報じた記事です。処理木6本では卵がほとんど確認されず、無処理木では1本平均13個の卵が確認されたとされています。ただし、現段階では小規模な実証試験であり、確立した防除技術ではありません。
    • 大阪府立環境農林水産総合研究所:「クビアカツヤカミキリの生態を知ろう」
      https://www.knsk-osaka.jp/kankyo/info/doc/2026031200019/
      → クビアカツヤカミキリの生態や被害の見分け方について解説した公式動画・研修資料です。
    • 大阪府立環境農林水産総合研究所:「クビアカツヤカミキリ対策・ネット巻き編」
      https://www.knsk-osaka.jp/nourin/news/2024032200014/
      → 産卵防止や成虫の拡散阻止を目的としたネット巻きの施工方法を動画で確認できます。防除手引書やモモ・ウメ向け防除マニュアルも掲載されています。

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