その他シート

その他シート

その他シートとは

農材ドットコムでは、農業現場で使用される各種シートのうち、クロスシート、ターポリン、特定の栽培方式で使用する専用シート・ネット類などを「その他シート」として紹介しています。

「その他シート」は、素材や構造によって定められた統一的な農業資材の分類名ではありません。

シート類は、同じような外観でも素材、織り方、樹脂被覆、耐候性、透水性、遮光性、強度などが異なります。
「ブルーシート」「ターポリン」「農業用シート」といった名称だけで用途を判断せず、製品ごとの仕様とメーカーが示す用途を確認してください。

その他シートの主な種類

クロスシート

クロスシートは、樹脂製のテープ状の糸などを織った基布に樹脂をラミネートしたシート類です。

一般的なブルーシートは代表的なクロスシートの一つで、ポリエチレン(PE)を使用した製品が広く流通しています。
青色だけでなく、シルバー、グリーン、白色、透明・半透明などの製品や、耐候性を高めた製品もあります。

農業では、収穫物や農業資材の一時的な被覆、雨よけ、野積み資材の保護、作業場所の養生などに使用されます。

クロスシートとブルーシートは完全な同義語ではありません。

また、ハウスの外張りやサイド被覆などを目的として設計された「クロスシートタイプの農業用被覆材」と、養生や資材保護を主用途とする一般的なクロスシートは分けて選定してください。

ターポリン

ターポリン(Tarpaulin)は、繊維などの基布を合成樹脂で被覆・積層して、防水性や機械的強度などを持たせた複合シートの総称です。

国内の産業用製品では、ポリエステル基布を軟質PVC(塩化ビニル樹脂)で被覆したものが多く見られますが、ターポリンという名称だけで材質や性能が決まるわけではありません。

農業では、農機具や資材のカバー、簡易倉庫・車庫、間仕切り、畜舎や作業施設の一部被覆などに使用されます。
遮熱、防炎、防汚などの機能を持つ製品もあります。

一般的なターポリンを、農ビや農POなどの栽培用被覆資材と同じものとして選定してはいけません。

作物栽培用ハウスに使用する場合は、透光性、遮光性、耐候性などを含め、その製品が農業用途・使用場所に適合しているか確認します。

特殊農法用シート

農材ドットコムでは、特定の栽培方式や栽培システムと組み合わせて使用する機能性シート、フィルム、ネット類を「特殊農法用シート」として分類しています。

「特殊農法用シート」は農学上の統一された資材分類名ではなく、本サイト上の便宜的な分類です。

光環境を調節する資材、根域を制限・形成する資材、播種方法と組み合わせる専用シートなどがあり、一般的なシートのように単独で使用するのではなく、専用の栽培方法や設備と組み合わせる製品もあります。

名称や機能だけで効果を判断せず、対象作物、栽培方式、施工方法、灌水・施肥方法などを含めて適合性を確認してください。

シート類を選ぶときの注意点

農業用のシートは、色や厚さだけで選定できません。

屋外で長期間使用する場合は耐候性、雨よけではシート面だけでなく継ぎ目やハトメ部を含めた防水性、地面に敷く場合は透水性や摩耗への強さなど、使用場所によって確認すべき性能が変わります。

風を受ける場所では固定方法も重要です。
シート自体の強度が高くても、端部やハトメ部分へ荷重が集中すれば破損することがあります。

特に確認したいのは次の項目です。

  • 用途:雨よけ、資材保護、養生、施設被覆、栽培用途など
  • 材質・構造:ポリエチレン、PVC、ポリエステル基布、織布・ラミネート構造など
  • 必要な性能:耐候性、耐水性・透水性、遮光性、強度、防炎性など
  • 施工方法:ハトメ、ロープ、固定具、重ね幅、端部処理など
  • 使用期間:一時使用か、屋外での中長期使用か

同じ名称のシートでも性能差があります。
メーカーが示す用途、仕様、施工方法を優先してください。

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