畦畔とは
畦畔(けいはん)とは、耕地の区画の境界などに設けられ、
主として耕地の本地を維持するための部分です。
一般には「畦(あぜ)」とも呼ばれます。
特に水田では、畦畔が水をせき止めることで田面の水を保持し、
水深を管理するための湛水設備の一部になります。
畦畔に亀裂や崩れ、動物による穴などが生じると漏水につながるため、
水田管理では定期的な点検と補修が必要です。
水田における畦畔の役割
水田の畦畔には、圃場の区画を示すだけでなく、
水を田面に保持する役割があります。
田植え後の浅水管理、中干し前後の水管理、農薬使用時の止水管理などでも、
畦畔から大きな漏水がないことが前提になります。
また、畦畔は農作業時の通路として利用される場合がありますが、
幅、勾配、法面の形状は圃場によって異なります。
畦畔と畝の違い
畦畔と畝(うね)は同じものではありません。
畦畔は、田や畑の本地を維持するために設けられる境界部分です。
畝は、主に畑で作物を植えるために土を帯状に盛り上げて作る栽培床です。
「高畝」「平畝」などは畝の形状を表す言葉であり、
その分類をそのまま畦畔の種類として扱うのは適切ではありません。
畦畔から漏水する主な原因
水田の水が減る原因は畦畔だけとは限りませんが、
畦畔では亀裂、崩れ、動物が掘った穴、施工部のすき間などから漏水することがあります。
畦塗りは、崩れた畦を整え、
亀裂や穴などをふさいで水漏れを抑えるために行われる作業です。
漏水が繰り返される場合は、表面だけを補修せず、
水がどの位置を通っているのか確認する必要があります。
畦畔の管理
畦畔では、漏水と崩壊の確認に加えて雑草管理も必要です。
草刈りでは法面を削ったり、
樹脂製の畦畔板や給排水部材へ刈払機の刃を当てたりしないよう注意します。
除草剤を使用する場合も、対象作物、使用場所、農薬登録、使用方法を確認してください。
畦畔の植生を必要以上に失わせると、土壌条件や法面形状によっては
表土の流亡や畦畔の弱体化につながる場合があります。
畦畔管理では、草を無くすことだけでなく、
漏水を防ぎ、畦畔そのものを維持することまで含めて考えます。
畦畔板・畦シートによる補強
漏水や畦畔補強のため、
樹脂製の畦畔板、あぜ板、畦シートなどを設置する場合があります。
製品によって板状、波板状、ロールシート状、連結式など構造が異なります。
必要な埋設深さや施工方法も異なるため、
漏水位置を確認したうえで製品を選定します。
畦畔板(水稲・稲作資材)では、
主な製品や施工時の注意点を紹介しています。
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