畳表(たたみおもて)

畳表

畳表とは

畳表(たたみおもて)とは、
畳の表面に使用する織物状の材料です。

畳表の日本農林規格(JAS)では、
イグサを緯(よこいと)とし、糸を経(たていと)として製織したもの
と定義されています。

畳表は完成した「畳」そのものではありません。

一般的な畳では、
畳床の表面へ畳表を張り、
製品仕様に応じて畳縁などを取り付けて仕上げます。

畳表とイグサ

一般的な畳表では、
イグサを主な原料として使用します。

畳表用イグサは、
収穫後に泥染め、
乾燥、長さ選別などを行い、
原草として調製してから製織します。

泥染めには
染土と呼ばれる
細かな天然土を使用します。

畳表の品質は、
使用するイグサの品種や長さだけでは決まりません。

茎の太さ、色調、硬さ、揃い、
傷や変色の有無、
使用する本数、
経糸や織り方なども関係します。

畳表と畳の違い

畳表は、畳の表面部分です。

畳の内部を構成する畳床とは別の部材です。

農産物として収穫したイグサが、
泥染め、乾燥、選別、製織を経て畳表となり、
さらに畳床などと組み合わされて
最終的な畳になります。

「イグサ」「畳表」「畳」は、
それぞれ生産工程の異なる段階を指します。

畳表とござ・上敷の違い

イグサを織った製品が
すべてJAS上の畳表になるわけではありません。

JASの畳表の定義では、
上敷やござの類は畳表から除かれています。

素材や外観が似ていても、
用途や製品区分は異なります。

七島藺を使った畳表

畳表には、
一般的なイグサとは別の植物である
七島藺(しちとうい)を使ったものもあります。

七島藺はイグサ科ではなく、
カヤツリグサ科の植物です。

七島藺を使用した畳表は「青表」とも呼ばれ、
一般的なイグサ畳表とは
原料、製造方法、外観、物性などが異なります。

畳表の原料をすべて一般的なイグサと考えるのは適切ではありません。

泥染めと着色表

通常の泥染めと、
染料・顔料による着色は区別されます。

畳表のJASでは、
染料や顔料による着色を行ったものについて
「着色表」という区分があります。

泥染めは、
天然の染土を使う伝統的な処理であり、
一般的な染料・顔料による着色とは同じではありません。

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