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やよいひめ「嫁に出す」 群馬県開発のイチゴ、他県での栽培解禁 |
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群馬で生まれ育った県育成品種のイチゴ「やよいひめ」。県は「甘みと酸味のバランスがよく、味には絶対の自信がある」として、これまで県内で生産されてきた「秘蔵っ子」の県外生産を認める。知名度が高まれば販路拡大に結びつき、全国ブランドになるとの期待がある。県外にライバルが増えることになる生産農家も「嫁を送り出す気持ち」と温かく見守っている。 県蚕糸園芸課によると、「やよいひめ」は果重20グラムと大粒で、糖度が高いのが特徴。甘みだけでなく、ほどよい酸味もあることから大人にも人気がある。栃木県産のイチゴ代表品種「とちおとめ」より淡い鮮やかな朱赤(しゅあか)の大粒で果皮が硬く、日持ちが良いという。 「やよいひめ」は平成8年、県園芸試験場(現県農業技術センター)が群馬の気候や風土に合わせて開発、14年から県内の農家で栽培が進められてきた。県は17年に種苗(しゆびよう)法に基づき品種登録し、県内での普及を優先するため、県外生産を認めてこなかった。 県内では現在、322軒の農家が生産しており、作付面積は約40ヘクタールに達している。19年には、「とちおとめ」を上回り、年間763トンを出荷した。 佐藤富士雄県園芸協会いちご部会長(58)は「大粒で果肉がしっかりしているから、収穫も出荷のパック詰め作業も楽にこなせる」と話す。 「とちおとめ」に比べ、ハウス栽培の温度設定を低く設定することができ、燃料費を節約できるメリットもあるといい、佐藤さんは「『やよいひめ』なら“嫁ぎ先”でも頑張ってくれるだろう」と太鼓判を押す。 すでに、埼玉県内のイチゴ生産者団体から「ぜひ生産したい」と要望が寄せられており、県は今後、県外の生産関係者へのPR活動を本格化させ、最終的には全国シェア10%(作付面積660ヘクタール)にすることを目指している。 6月25日7時50分配信 産経新聞 |