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 黄砂:越境汚染を共同研究へ 県が中国遼寧省と合意 /富山

2008/05/26

 ◇来年から韓、露、モンゴル加え
 県と中国遼寧省は、黄砂に関する共同研究計画に合意した。期間は今年度から3カ年。両国の産官学が連携して「越境汚染」のメカニズム解明を目指す。黄砂に関する日中の共同研究は極めて珍しい。来年2月からは、韓国、ロシア、モンゴルを加えて本格的な調査を始め、目視調査や、黄砂に含まれる重金属の分析などを行う。
 黄砂は、上空に巻き上げられた砂が、東アジアの広範囲に飛来する現象。主に中国のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠が発生源とされてきたが、発生の仕組みや気象条件、飛来経路などは正確には解明されていない。日本では春先に多く見られ、車や洗濯物に付着するほか、健康や植物の生育に悪影響があると指摘されている。
 県と友好都市の遼寧省とは、これまでも水質調査などを共同で行ってきた。また、昨年12月に県が主催し、日中韓露4カ国の自治体が参加した「北東アジア環境パートナーズフォーラム」は、黄砂をはじめとする環境問題に協力して取り組む「とやま宣言」を採択。共同研究の下地は整ってきていた。
 遼寧省との合意を受け、県は小学校や企業の協力を得て、県内6カ所で予備調査を始めた。27日まで、立山連峰やビルなどの目標物が目で見えるか、毎日記録、撮影する。調査終了後、黄砂観測のマニュアルを作成する。【茶谷亮】

5月26日13時2分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080526-00000185-mailo-l16