|
県産の「新潟コシヒカリ」が今年度に入り、市場で大幅に値上がりしていることが民間調査会社「米穀データバンク」(東京都千代田区)などの調べで分かった。21日時点で60キロあたり2万3000円代と3月に比べ7000円の値上がり。昨秋、政府が行った備蓄米積み増しが原因とみられる。【渡辺暢】 米穀データバンクによると、値上がりが著しいのは、県産コシヒカリのうち、魚沼コシヒカリや岩船コシヒカリ、佐渡コシヒカリを除いた、いわゆる「新潟コシヒカリ」。3月上旬で1万6000円台だったのが、2カ月で4割以上の値上がりとなった。 県食品・流通課は値上がりの原因について、国による備蓄米買い入れが原因とみる。政府は昨秋、価格維持調整で備蓄米を100万トンまで積み増すため、国内の過剰米34万トンを買い上げた。 県内で買い上げられたのは、全農にいがたなどが昨年集荷した県産コシヒカリ計28万トンのうち7万100トン。31万トン中4万トンが買い上げられた06年に比べ、市場のだぶつきが一気になくなり、当用(スポット)買いに徹してきた業者が品数をそろえるために買いに走ったのではとみている。 県主食集荷商業協同組合の担当者は「値上がりは一時的なもの。しかし、この値上がりから、来年また生産調整がきかなくなって、さらにだぶつくおそれだってある」と懸念する。 新潟コシヒカリは、出荷業者と卸売業者が契約した値段で売買する相対取引が主流。急騰前の値段で契約されているため、小売価格に直接反映される恐れは少ないという。 しかし、同課の担当者は「品薄が続けば量販店などで売り場が減ってしまい、新潟コシヒカリの将来にもよろしくない。少し(備蓄米を)放出してもらえるとありがたいのだが……」とため息をついた。 5月24日14時0分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000139-mailo-l15
|