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 トマト:県開発、新品種「甘しずく」を全国ブランドに 今年度から普及へPR/群馬

2008/05/17

 ◇コンビニで「サラダ」試験販売
 県農業技術センターが開発した新品種のトマト「甘しずく」(仮称)のブランド化に県が力を入れている。一部農家による試験的な栽培を経て、今年度から県内農家に本格的に栽培PRを始めた。今月13日から県内のコンビニで、甘しずくを使った商品が試験的に発売されたことも追い風に、将来は群馬の特産ブランドとして全国に売り出していきたい考えだ。【杉山順平】
 ◇高糖度、栽培も容易…
 甘しずくは95年から県が開発を進めてきた新品種で、特徴は「フルーツ感覚」という甘さと栽培のしやすさ。
 一般的な大玉トマトが平均200グラムなのに対し、約80グラム前後と小ぶりながら、糖度は8以上で、他品種に比べ2~3度高い。また、高糖度のトマトを作るには、遮根シートを敷くなど特殊な栽培方法が必要だが「新品種は普及しやすいよう手間やコストがかからないことを念頭においた」(同センター)。農林水産省に品種登録を出願中という。
 県内では味と形が良いといわれる大玉品種「桃太郎」が主流だが、現在、約30戸の農家が試験的に甘しずくを栽培している。前橋市内の農家への普及指導にあたる中部農業事務所(同市上細井町)の唐沢智さんは「甘しずくは甘さだけでなく、ほどよい酸味があって味がよい。農家からも『来年も作りたい』という声が多い」と手応えを話す。
 さらに、コンビニ最大手のセブンイレブンに食品を納入する高崎市内の業者が「地域の食材を使った商品をつくりたい」と、今月13日から、前橋市元総社町や石倉町など県内10店舗で、甘しずくを使用したトマトサラダの販売を始めた。来月中旬まで店頭に並ぶ見通し。
 県蚕糸園芸課は「生産農家を増やし、販売経路も確立して、将来、甘しずくを全国区のブランドに育てていきたい」と意気込んでいる。

5月17日12時1分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080517-00000071-mailo-l10