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 イオン、コメ生産に進出 大仙の法人に委託

2008/05/15

 流通大手のイオンは14日、専用の水田を確保し、コメの生産に乗り出すことを明らかにした。第1弾として秋田県大仙市の水田で、農薬の使用などを制限した特別栽培米を2008年産で約1000トン委託生産、さらに他の地域でも4、5カ所の専用水田を確保し順次生産量を増やす。生産を委託する農業法人にイオンが直接出資する可能性もある。

 店頭で扱う独自ブランドのコメに、流通大手が専用の水田で作付け段階から販売まで一貫してかかわるのは初めて。イオンは市販より2割程度安く販売し、安全なコメを割安な価格で求める消費者の要望に応えたいとしている。企業の農業参入規制や補助金などによって競争を制限している国のコメ政策にも影響を及ぼしそうだ。

 イオンは大仙市の農事組合法人「たねっこ」と契約し、耕作する約170ヘクタールの水田でコメを委託生産する。たねっこはイオンの仕様に基づき、農薬や化学肥料を抑えた特別栽培米のあきたこまちを生産。悪天候などによる不作や米価の値崩れを懸念せずに生産できる利点がある。

 今秋収穫するコメは、独自ブランド「トップバリュ・グリーンアイ」として販売。価格は同等の品質のコメより2割程度安い5キロ1980円を予定している。

 イオンは現在、独自ブランドの特別栽培米を農協(JA)などを通じて仕入れているが、コストや安定調達に課題があった。産地と連携しコメ農家を直接囲い込むことで、競争力のあるコメを安定的に確保できると判断した。

 イオンは独自ブランドの特別栽培米を08年産全体で1万トン、40億円販売する計画だが、専用水田を増やすことで10年産は2万5000トン、100億円に増やす方針。将来、中国など海外店舗での販売も視野に入れる。

5月15日6時11分配信 河北新報

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080515-00000008-khk-l05