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 竜巻:農業被害も甚大 被災農家らに苦悩の色 /鹿児島

2008/03/29

 竜巻被害から一夜明けた28日、垂水市浜平地区やいちき串木野市羽島地区では被災者らが後片付けに追われた。垂水市の現地には、瓦のかけらや全壊した木造倉庫の破片が散乱。道路脇にはがれきの山が築かれていた。
 浜平地区では、ほとんどの被災家屋は手付かずの状態。2階建ての倉庫が全壊した大坪道明さん(52)は「ジェット機のようなごう音が響いてきた」と振り返る。
 市の調査で、家屋のほかハウス栽培のインゲンマメなどの被害も判明。竜巻の通り道となった部分のハウスはビニールが引きちぎられ、パイプが折れ曲がっていた。9棟のハウス全壊の被害を受けた宮迫博明さん(70)は「原油高による加温用重油のコスト増大で苦しむ我々にとって二重の打撃」と表情を曇らせた。
 市などによると、家屋関連被害は住家、非住家計32棟。うち住家の半壊2▽一部損壊19▽非住家では全壊7▽一部損壊4。農業被害は、メロンなどの作物被害総額約3800万円▽ハウスなど施設被害約5000万円と推定される。
 一方、窓ガラスが21枚割れたいちき串木野市立羽島中の畠中寧(やすし)教諭(33)は午後5時半ごろ遭遇。裏庭でプラスチックのバケツが渦を巻いて飛ぶのを目撃し、校庭にあるくいで打ち付けていたサッカー用のゴールポストも倒れた。畠中教諭は「校舎が震えるような感じがして、一瞬何が起きたのか分からなかった」と目を丸くしていた。【新開良一、川島紘一】

3月29日16時4分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080329-00000203-mailo-l46