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 大豆類の生育不良、カメムシ病原菌が原因 京都府農業総研が解明

2008/03/01

 カメムシの食害と思われていた大豆類の生育不良が、カメムシの持つ病原菌の感染によって引き起こされていることを、京都府農業総合研究所(亀岡市余部町)環境部主任の木村重光さん(38)が29日までに突き止めた。日本では未確認だった大豆の病気で、木村さんの名付けた「ダイズ子実汚斑(しじつおはん)病」が日本植物病名目録に登録された。
 正月用の煮豆などで人気の黒大豆は、大豆類の中でも特に商品価値が高い。丹波地方で栽培が盛んだが、房の中で育つ豆は生育不良か否かを収穫まで判別することが難しく、農家にとって深刻な問題となっている。
 生育不良はこれまで、カメムシが食べることで実の中に空洞ができて成長が止まるとみられていた。木村さんは海外で報告されていた病原菌に着目。同研究所内で採れた生育不良の豆を調べてみると、同様の病原菌が発見された。
 海外の例ではカメムシが病原菌を媒介しており、日本のカメムシを調べてみると、一般的なアオクサカメムシやイチモンジカメムシなども病原菌を持つことが確認できた。カメムシが実を食べる際に菌を移し、病気にかかることで実の生育が止まっていたことが判明。国内では報告されていない大豆の病気は、昨年12月、木村主任がつけた「ダイズ子実汚斑病」として登録された。
 これまではカメムシの駆除しか対策がなかったが、生育不良の仕組みが解明されたことで、殺菌など新たな手法を考案できるようになるという。木村さんは「苦労して育てた豆が生育不良になった栽培農家の落胆は大きい。今回の発見を機に、防除法を見つけて生産者の収入アップにつなげたい」としている。  

3月1日9時59分配信 京都新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080301-00000007-kyt-l26