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<08年度予算>農政見直しへ 1100億円上積み |
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08年度予算編成に合わせ、農林水産省がコメ、麦、大豆などの補助金制度「品目横断的経営安定対策」とコメの生産調整方式の見直しを決めた。参院選で敗北した自民党が主導したもので、約1100億円の予算上積みには「衆院選をにらんだばらまき復活」との批判もある。見直しへの評価は、農業の体質強化とコメの過剰生産解消という本来の目標が実現するかどうかで左右されることになる。 若林正俊農相は21日と22日の会見で、今回の見直しについて「ばらまきには当たらない」「だれでも(補助金の)対象にするのではない」と強調。21日開いた省内の会議でも「改革の基本は変えないと対外的にきちんと説明してほしい」と幹部に指示するなど、世論の反応を意識した発言を繰り返した。 農水省は今年度、補助金の対象を一定規模以上の農家に絞る品目横断対策を導入し、経営規模の拡大を誘導した。コメの生産調整は生産者や生産者団体が主体になる方式に変わり、行政の関与は緩くなった。いずれも、市場重視による農業の構造改革が狙いだった。 しかし、今回の見直しは、小規模農家を重視して品目横断対策の要件を一部緩めることや、コメの生産調整で行政の関与を再び強めることが特徴。制度の骨格が変わるわけではないが、改革のスピードは鈍るようにも見える。「参院選までは、こういう形で見直すことになるとは想像もしなかった。決めた以上は成功させるしかない」とある幹部は話す。 一方、自民党農業基本政策小委員会の西川公也委員長は、見直し策を了承した20日、「(当初の改革は)少し急ぎすぎた。優しい支援をしながら目標に向かっていくべきだ。(これで自民党への)支持は戻ってくると信じている」と満足そうに述べた。【位川一郎】 ◆農政見直しの骨子 <品目横断的経営安定対策> ▽市町村の判断で対象を決める「市町村特認」を新設 ▽先進的な小麦、てんさい産地の生産を支援 ▽制度名を「水田・畑作経営所得安定対策」に変更 <コメの生産調整> ▽生産調整の拡大に最大100万円の一時金 ▽飼料、バイオ燃料用のコメ生産を支援 ▽目標未達成地域への各種補助金を削減 ※関連予算は計1111億円 12月22日21時12分配信 毎日新聞 |