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◇鮮度管理と味、鍵は観光客誘致 国内消費が頭打ちになる中、経済成長で誕生した富裕層を中心に「メード・イン・ジャパン」の人気が高まる中国や韓国が、県産農水産物の輸出先として注目されている。北海道や青森県など先進地域に後れを取る岩手県も巻き返しを図る。 韓国最大のスーパー、Eマートのソウル郊外の鷹岩店。地下1階の海産物コーナーでは、韓国の冬に欠かせないチゲ(鍋)用のスケソウダラは北海道産、いけすで泳ぐタイも日本産だ。サンマ(5尾)は日本産で2980ウォン(約380円)、台湾産が1980ウォン(約250円)だった。同店の水産バイヤー、馬振碩さん(35)は「鮮度管理が行き届いた日本産は鮮魚で提供でき、冷凍物の台湾産より高く売れる」と説明。買い物客の女性も「日本産の魚は生き生きしているイメージ。味は本当においしい」と話す。ソウル市民の台所、鷺梁津水産市場にも三陸産のタラが並ぶ。 Eマート全体では年間4000億ウォン(約518億円)の海産物売り上げのうち、日本産が100億ウォン(約13億円)を占める。馬さんによれば、北海道産は北海道自体の知名度の高さからブランド化しているが、その他は横一線。安さが売りの中国産との競争にさらされているという。 岩手県産の水産物ではホヤやサンマなどが中国、台湾、韓国に輸出されているがその規模は05年で2億5500万円(ジェトロ盛岡センター調べ)。増加傾向にはあるものの、北海道などの先進地には後れを取った形だ。05年ごろまでホヤやタラなどを韓国に出荷していた水産物卸「メフレ」(金ケ崎町)によると韓国産に比べ大きな三陸産ホヤなどが珍重されたが、継続的に数量を確保するのが難しいのが問題だという。出荷体制も漁協単位など組織だった動きは少なく、個々の加工業者との取引にならざるを得ない。 県では北海道と北東北3県で作るソウル事務所を活用しながら韓国のデパートでフードフェアを開いて売り込みをかけている。同事務所では「スキーなどで北東北を訪れ、日本の食材に興味を持つことが多い」と国別で最多となった日本への韓国観光客誘致を一つの鍵にしている。 1月22日12時2分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070122-00000099-mailo-l03
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