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 カルビー 海外工場も北海道産 2―3年後 アジアにジャガイモ供給

2007/10/08

 スナック菓子国内最大手のカルビー(東京都北区)は、早ければ2~3年後をめどに、国産ジャガイモをアジア地域へ供給する計画を明らかにした。同社が香港や中国の現地工場で製造するポテトスナック製品の原材料として使用、米国・豪州産から切り替える。農林水産省が農産物輸出を奨励する方針に転換しており、同社も日本の農業振興を支援する考えだ。

 同社は、北海道の農協や栽培農家との間でジャガイモの安定供給契約を結んだ。契約面積は前年に比べて10%以上増やし、5500ヘクタール分の農地を確保したという。

 これに加え、機械化を促進するなど農業経営の大規模化を支援し、北海道のジャガイモ収穫量を、現在の作付面積10アール当たり3トン台の水準から、3年後の2010年をめどに4トン台に引き上げ、米国やオランダなどのジャガイモ栽培先進国と肩を並べる収穫量を実現する。

 その後、多量に収穫できるよう改良された品種を栽培し、7年後には5トンの収穫レベルを目指す。同社は「ジャガイモは付加価値の低い農作物とされた。しかし、カルビーはその付加価値を高め、日本の農業も世界で戦えるお手伝いをしていきたい」(首脳)としている。

 その結果、早くて2~3年後に、同社が持つアジアの工場へ、国産ジャガイモを原料として輸出することを計画している。例えば、現地でスナック菓子シェアトップの香港では、北海道産ジャガイモを使って、現地でポテトスナック菓子を生産するビジネスモデルの確立を目指す。このほか、中国でも同様に日本から原料を調達し、スナック菓子を現地生産する検討も進める。

 同社は日本のジャガイモ農家が国際競争力を備えられるよう支援することを通じ、世界に通用するビジネスモデルを構築する戦略を加速する。  

10月8日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071008-00000000-fsi-bus_all