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 緑の蛍光灯が効果 ガの食害防除とキクの花芽促進 

2007/08/24

 害虫から農作物を守れ-。ガの幼虫によるキクの食害に悩む淡路市の花き農家が、全国に先駆けて緑色の蛍光灯を導入し、防除効果を上げている。キクの花芽を促進させる効果も認められ、今後の普及が期待される。

 淡路市では、66戸の花き農家が21ヘクタールで輪菊や小菊、夏菊などを栽培。毎年夏から秋にかけての生産シーズンには、オオタバコガなどヤガ類の幼虫が発生し、花芽や茎を食い荒らすことから、農家はこれまで農薬を散布して防除に努めてきた。

 農薬を使わない栽培法の普及で、県内の他の生産地では、黄色い蛍光灯を点灯させてガが近づかないようにしているが、淡路島産のキクに多い秋菊種は、黄色い光に過敏反応して花芽時期が狂うために使用を見合わせてきた。

 このため農業改良普及センターや農業技術センターが実証試験を重ねた結果、緑の蛍光灯なら秋菊の生育に悪影響を与えず、ガの被害も抑えれることを確認した。夜行性のガに昼間と勘違いさせる効果があるとみられる。

 平成15年に2戸のキク農家で始まった試験導入も、効果が証明されたことで、今年は19戸が110灯を設置。農薬の場合、いったんツボミの中に入ったガの駆除は難しかったが、緑のライトはガを寄せ付けないため、防虫効率の高さも評価されている。

 10アール当たりの設置本数は5、6本で、1本あたりの取り付け費用は約3万円となっている。

 農業改良普及センターの関係者は「農薬の使用量が減るので環境にもやさしい設備。食害が減ってキクの品質が上がれば農家の生産意欲も高まるはず」としている。  

8月24日7時51分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070824-00000000-san-l28