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暖冬の影響で、梅の開花が例年より早まっている。ここ数年、開花は2月中旬以降と遅かったが、つぼみがこの時期にしては大きく膨らんでおり、すでに一部の園地では開花した枝もある。開園を控えた観光梅林にとっては朗報だが、「開花が早過ぎると作柄に影響が出る可能性がある」と県などは心配する。 県うめ研究所(みなべ町)によると、暖かい日が続いた後、昨年12月に2週間ほど冷え込んだ影響で例年より早く花芽が休眠から覚めて、つぼみの成長が始まっている。気温が高くなれば次々と開花する状態という。 西牟婁振興局農業振興課も「1月中に開花が本格化する可能性がある」とみている。この冬は暖かい上、雨が多いことも開花を早めた要因になっているという。 田辺市上秋津佐向谷の梅畑では、複数の枝に花が咲いた。つぼみも白く膨らみ、これから高温が続くと開花しそうだ。 ここ数年、開花が遅かった観光梅林はほっと胸をなで下ろしている。 21日に開園する南部梅林(みなべ町)の観梅協会は、このまま好天が続くと2月10日ごろから見ごろになると予想。協会は「昨年は満開が3月に入ってからだったので、客の入りが悪かった。イベントは2月中旬に集中しているので、開花はこれぐらいがちょうど良い」と話している。 だが、うめ研究所や農業振興課によると、開花が早過ぎて花粉を運ぶミツバチの活動期に気温が低いと、活動が鈍くなり、作柄に影響が出る恐れがある。さらに成長が進んで、実を包むがくが外れて実がむき出しになった状態で霜が降りるなど低温にさらされると、実が傷つく可能性もある。 同課は「今後の天候次第だが、いまのところ凶作だった2003年と同じような状況」と心配する。 農家からも早咲きに不安の声が聞かれる。田辺市下三栖の男性(72)は「あまりに開花が早いと実が寒さにやられる恐れがあるが、まだ作柄は何とも言えない。不作でも値段が良ければいいが、最近はそうもいかない」。同市中三栖の女性(71)は「例年よりつぼみが大きく、小梅ではすでに花が咲いたところもある。思ったより早く咲いたので、急いでせん定しないといけない」と作業に追われている。 1月9日17時0分配信 紀伊民報 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070109-00000001-agara-l30
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