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 セレサモス8カ月/農家に好影響/神奈川

2008/12/29

 地場の農産物を販売しているJAセレサ川崎大型農産物直売所「セレサモス」(川崎市麻生区)がオープンして八カ月。新鮮な商品が利用者に好評で、売り上げはすでに年間目標の三億円に迫る二億八千万円に上っている。小売店と差別化を図るためのさまざまな工夫は消費者の心をつかむとともに、地元農家を活性化している。

 セレサモスでは、地場の農産物五十品目とジュースやジャムといった加工品約十品目などを販売。商品の八割が地場産で、地元農家が早朝に収穫したばかりの農産物を開店前に搬入している。連日、六百~三千四百人の利用客でにぎわい、売り上げも十二月二十五日までに二億八千万円を超えた。

 利用者からは「生産者の名前が分かるので安心」「安いからうれしい」といった声が聞かれる。生産者名を記載した値札や、サイズや形が規格外で市場に出荷できない農産物の安売りといった小売店と差別化を図るための工夫が、消費者の好評を博している。

 セレサモスの開店は地元農家にも活気をもたらした。約十五年前から小規模な直売所で農産物を販売している農家の男性(60)=同区黒川=は「ほかの商品より質が悪ければ売れ残ってしまうので気が引き締まる」。別の農家の男性(61)も「競争意識が高まった」と実感する。

 生産者名を確認してリーピーターになる利用者も多いため、より良質な商品を提供しようと品種改良に努めたり、農産物を加工したジュースやジャムの製造に挑戦するなど、新しい試みが始まった。また、規格外商品の販売が農家の収入を増やしていることも労働意欲を高めているという。

 JAセレサ川崎広報課は「農家が元気になれば農業の魅力も高まる。販売戦略を練るには若い人の斬新な発想が必要になるので、後継者不足を解消することも期待できる」と話している。

12月29日21時0分配信 カナロコ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081229-00000014-kana-l14