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 <生活不安>果物下落、農家悲鳴 原油高、肥料高騰に買い控え

2008/12/01

 柿など果物の価格が下落している。消費者の買い控えなどのためで、生産農家は「原油高、肥料高騰に買い控え。これまでにないほど先が見えない」と悲鳴を上げる。

 農林水産省の統計によると、果実の主要卸売市場での11月中旬の卸売価格は1キロ当たり240円で、前年同旬比6%増加。生産量が少ないミカンだけ同43%増と好調なためで、柿など他は25~20%減と低迷している。果物生産者団体の「日本園芸農業協同組合連合会」(東京都)は「10月下旬から消費が冷え込み、果物全般の売れ行きが不振。値下がりも極端」と話す。

 中国地方特産の渋柿「西条柿」。島根県では「こづち」と名付けてブランド化を図る。全農島根県本部(島根県斐川町)によると、西条柿の出荷量は平年並みだが1キロ当たり単価は対前年比40~32%下落。担当者は「近年見ないほど売れ行きが悪い」と頭を抱えた。

 県内最大の西条柿の産地、出雲市平田地区。1万4000平方メートルの農園に柿やイチジクを栽培する常松修さん(51)は「汗水垂らし頑張っても景気は他で左右される。しわ寄せがくるのは末端」。今年前半は原油が高騰、作業用の軽油やガソリン、肥料が値上がりし生産コストは前年比3割増加。消費の冷え込みが追い打ちをかける。

 関西のあるスーパーでの秋果物の11月上旬の平均単価は前年同期比で15%減、果実全体の売り上げは同7%減。全農島根県本部は急きょ都市部での店頭PRを増やしたが効果は見えない。西条柿の出荷はほぼ終わり、同県産の富有(ふゆう)柿の出荷が始まったが、担当者は「見通しは依然厳しい」としている。【細川貴代】  

12月1日20時58分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081201-00000031-maiall-bus_all