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 全農県本部:うるち米買い上げ、昨年より1300円高く コスト上昇で/岩手

2008/10/23

 全農県本部(小林英男本部長)は、農協から販売委託を受け、生産者に支払う08年産米の税込み概算金(玄米60キロあたり、1等基準)の額を発表した。主食うるち米は全8銘柄で1300円、餅米も4銘柄で1800円とそれぞれ引き上げた。概算金の引き上げは、資材価格や燃料代高騰による生産・流通コストの上昇分を反映したためで、冷害で不作だった03年以来5年ぶり。
 全農県本部によると、県内で基準とされるひとめぼれ(A地区=奥州市江刺区を除く岩手ふるさと農協管内)の概算金は、近年では03年産1万7500円をピークに、04、05年産1万1800円、06年産1万1700円、07年産1万1000円と年々下落。08年産は1万2300円に引き上げた。
 08年産米は全国的に作柄も良く、国の計画を7万ヘクタール超える作付けがあり供給量は増えると見込まれる。一方、麺(めん)類などが値上げされた反動から米の消費が好調で需要量も増加傾向にあることからも、概算金引き上げに踏み切った。
 関東では、茨城500円、千葉100円と小幅だったものの、北海道や宮城、新潟の主要銘柄は900~1300円の引き上げが決まっている。
 一方、生産者へ支払われる概算金は引き上げが決定したものの、販売価格に転嫁できるかどうか課題が残る。全農県本部や農協県中央会は、米卸業者に理解を求めているが、個人消費が冷え込む中、小売店が値上げを受け入れるか不透明だ。【山口圭一】

10月23日12時2分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081023-00000029-mailo-l03