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 ナメコ栽培方法確立へ 県林業試験場(和歌山)

2007/02/26

 林業者の副収入につなげようと、上富田町生馬、県林業試験場がヒノキの間伐材を利用したナメコの栽培を研究している。4年前から取り組んでおり、栽培方法を徐々に確立し、1本(1メートル、直径10センチ)のほた木で150グラムを収穫できるまでになった。現在、龍神村(田辺市)と中辺路町(同)の2森林組合などが試験栽培しており、試験場は「ぜひ、多くの林業者に参加してもらいたい」と呼び掛けている。
 一般に出回っているナメコは、菌床を使って栽培しており、1キロ当たり約300円で取引されている。原木栽培のナメコは、茎、傘ともに大きくなるため人気があり、1キロ当たり1500~2000円で取引されている。
 これまでほた木にはサクラ材が使われていたが、大量に確保することが難しかった。そのため、間伐材の有効利用としてヒノキに着目した。
 研究では、種苗メーカー別と発生時期別の実験を繰り返し、ヒノキのほた木に最も適している品種を選び出した。サクラなどの広葉樹を使う場合、原木を1、2カ月乾燥させないといけないが、ヒノキは生木の方が発生量が多いことが分かった。
 当初は1本のほた木から50グラムほどしか収穫できなかったが、昨秋から150グラムを超えるようになった。今秋はさらに増えると見込んでいる。2008年度から販売網の拡大などの普及活動に入る。
 河野孝史研究員は「今の収穫量では利益はほとんど出ない。今後、手間を掛けず収穫量がさらに向上するように工夫したい。サクラのほた木を使った場合、1本で450グラム収穫できるので、ヒノキでは1本当たり300グラムの収穫量を目指す」と話している。

2月26日16時58分配信 紀伊民報

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070226-00000000-agara-l30