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国産バイオ 大増産へ始動 技術開発など多くの課題 |
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国産バイオエタノールの大増産構想が本格的に動き出す。政府は「2030年までに年間生産量600万キロリットル」を掲げ、実現に向けた「工程表」を作成した。ただ、達成には、技術開発など多くの課題が残る。議論の過程では関係省庁・業界の間の温度差も表面化した。構想は絵に描いた餅に終わることにならないか、実行力が問われる。【位川一郎、松尾良】 ■農水省は大きな期待 現在30キロリットルに過ぎない年間生産量を600万キロリットルに引き上げる目標は昨年11月に松岡利勝農相が提案した。ガソリン消費量の約1割に当たる量だ。温暖化防止、資源の有効活用、地域活性化に役立つとして、安倍晋三首相が具体化を指示。工程表を含む報告書が、農林水産省を中心とした関係省庁の「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議」によって22日にまとめられた。 ■決め手にはならず 工程表づくりの議論では、エネルギー政策を担当する経済産業省が農水省と対立した。経産省は当初から「600万キロリットル」に対し「非現実的だ。数字を入れると言われたら席を立つ」(幹部)と反発。ガソリン消費の急減を恐れる石油業界も「地に足のついた政策を」(渡文明石油連盟会長)と繰り返しけん制した。結局、報告書では600万キロリットルの数字を「別紙」にだけ記載することで何とか折り合った。 【ことば】バイオエタノール サトウキビ、トウモロコシなど植物に含まれる糖を発酵して作るアルコールで、ガソリンと混ぜ輸送用燃料に使われる。石油製品と異なり、植物の成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温暖化防止に効果があるとされる。欧米では広く実用化されており、05年の生産量はブラジル1670万キロリットル、米国1500万キロリットルに上る。 2月25日10時19分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070225-00000007-maip-bus_all |