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 新規就農者 若手が2年ぶり減少 原料高で経営に不安/群馬

2008/09/17

 県内の今年度の若手新規就農者(39歳以下)は144人(前年度比13人減)で、2年ぶりに減少したことが16日、県の調査で分かった。農業経営に携わらず、農業法人に就職する「雇用就農」が増加する一方、農家出身の「農家子弟」が大幅に減少したことが影響した。県は「肥料や飼料などの原材料高、燃料高が大きく影響した」と分析している。農業経営に対する若手の不安が浮き彫りになった形だ。

 県技術支援課によると、就農先で最も多かったのは、野菜や果樹栽培などの園芸部門で99人、次いで酪農や養豚、養鶏などの畜産部門が25人と続いた。就農形態別では、「農家子弟」が103人(23人減)、「雇用就農」が32人(20人増)、他産業から転職してきた「新規参入」が7人(1人増)などとなっている。

 若手の新規就農者数は、昭和53年度の289人以降、年々減少し、平成7年度には79人と過去最低を記録。このため、県は、就農支援資金の無利子融資制度をPRするなど、若手の就農者確保に取り組み、16年度には174人まで回復させた。しかし、肥料など生産資材の高騰を受け、若手の新規就農者数は再び減少に転じた。

 これを受け、県は今年度、新規就農者を支援する補助金制度を創設。農家に就農留学して技術を習得する研修生に、期間中、月額3万円(最大12カ月)の住宅費を補助する施策を講じた。研修生を受け入れる農家にも、月額5万円(同)の報償費を支給し、研修生が負担する研修費を肩代わりすることにしている。

 県内の農業従事者約7万人のうち、60歳以上の高齢者は約7割を占めており、農業の担い手不足は深刻化している。同課は「大消費地の首都圏を抱える群馬は、他県に比べ販売面で優位。日照時間も全国有数の長さで栽培に適している」と、若者の就農を期待している。  

9月17日7時51分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000043-san-l10