太良町大浦の心身障害者授産施設「佐賀西部コロニー」多良岳作業所(村井公道理事長)は、有明海の海水をまいて育てるサツマイモ3種類を新たに開発した。これらのイモは糖度が非常に高いことが特長で、2010年度から地元農家に委託して栽培を始める。
同施設は、障害者の収入増を図ろうと、05年から、海水を薄めて与える「海水ミカン」を栽培。ブランド化に成功したものの、露地栽培なので台風による落果など自然災害のリスクが大きく、安定収穫に課題があった。そこで07年から海水ミカンの技術を応用して育てるサツマイモの栽培に取り組んでいた。
3種類は、「紅はるか」や「種子島紫」などの品種を掛け合わせて開発。表皮の色が赤紫のイモを「織姫(おりひめ)」、白色のものを「銀河」、紫色を「ペガサス」とそれぞれ命名した。同施設によると、海水のミネラルを取り込んだイモは糖度が非常に高く、一般的な品種が約20度なのに対し、3種類は約50度になるという。
サツマイモは、地元の農家8軒に栽培を委託し、海水をまく作業は施設利用者らが担当。9-11月に約50トンを収穫する予定で、1キロ700円程度で販売する。村井理事長は「イモの甘さに、試食したプロの焼き芋屋さんも驚いていた。施設の目玉商品にしたい」と意気込んでいた。
1月29日7時7分配信 西日本新聞
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