緑茶に含まれているカテキンの一種である「エピガロカテキンガレート(EGCg)」が新型インフルエンザの感染予防に有効であることが、伊藤園(本社=東京都渋谷区)と静岡県立大薬学部の鈴木隆教授との共同研究で明らかになった。 研究ではまず、新型インフルエンザ(A/H1N1型)、季節性インフルエンザ(A/H3N2型)、鳥インフルエンザ(A/H5N3型)の各ウイルス液とEGCgを混合し、実験用の細胞に感染させて一定期間培養した後、感染した細胞を数えた。続いて、EGCgと混合していないウイルス液を細胞に添加した場合の感染細胞数を100%として、感染細胞数が半分に抑制されるEGCgの濃度を算出した。 研究結果によると、新型インフルエンザ、季節性インフルエンザ、鳥インフルエンザの感染を半分に抑制するEGCgの濃度は、それぞれ0.12μM(マイクロモラー)、0.52μM、0.55μM。3種すべてに感染抑制作用を示し、新型インフルエンザに対する作用が最も強いことが分かった。一方、インフルエンザの予防・治療に用いられる「アマンタジン」の感染抑制濃度は、それぞれ50μM以上、3.18μM、0.59μMで、EGCgがアマンタジンよりも低い濃度でウイルスの感染抑制作用を示した。 同社によると、緑茶でうがいをすることがインフルエンザの予防に効果があることがこれまでに一部報告されており、緑茶に含まれるカテキンの中でもEGCgが最も強い活性を持つことが明らかになっていた。 同社は研究結果から、EGCgが型に関係なくインフルエンザを予防できる可能性が示され、改めて緑茶がインフルエンザの予防に有効であることが示唆されたとしている。 12月25日12時6分配信 医療介護CBニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091225-00000001-cbn-soci |