農業産出額3000億円の達成を目指す山形県の「農林水産業活性化推進本部」(本部長・吉村美栄子知事)は17日、2012年を目標に掲げる活性化戦略を取りまとめた。生産、販売力の強化を柱にしており、県は来年度以降の予算編成に反映させる方針だ。 農業産出額3000億円の主な内訳は園芸1039億円(07年度886億円)、コメや大豆、ソバなどの土地利用型作物1001億円(833億円)、畜産404億円(324億円)。 生産量日本一を誇るサクランボの生産力強化の方策として、県オリジナル品種「紅秀峰」など早生から晩生までそろった「紅シリーズ」の作付け拡大を推進。園地での高級品種「佐藤錦」と授粉樹の割合も適正化し、結実を安定化させる。 販売力の強化では、東アジア市場の開拓を目指し、県産品フェアや商談会を展開。国内では、仙台圏の消費者をターゲットとした販売活動を強化する一方、これまで手薄だった中京圏以西に販路を広げる。 このほか学校や医療、福祉施設、企業などでの県産品の利用拡大や、直売所や農家レストランを組み入れた旅行商品の開発、生産現場の要望に即した技術開発の推進なども盛り込まれた。 県庁であった推進本部会議で吉村知事は本部を構成する生産、流通、消費の各団体の幹部ら約40人を前に「官民の垣根を越えた連携が農林水産業の底上げにつながる。県民一丸となった活動につなげたい」と述べた。 県内の07年度の農業産出額は2224億円で、ピーク時の1985年(3358億円)の66%に落ち込んでいる。 11月18日6時13分配信 河北新報 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091118-00000006-khk-l06 |