三井物産は2日、アジア最大の肥料会社を傘下に持つ、雲南省昆明市の雲天化集団と戦略的な業務提携を結んだと発表した。中国では食料市場の拡大とともに農業用化学肥料向けの原料需要が高まっており、三井物産が持つ豊富な海外ルートを生かして中国へ肥料原料を輸入する一方、雲天化集団が生産する化学肥料の輸出を支援していく。【広州・吉沢健一】 中国では食料市場が拡大し、農業用化学肥料の原料需要が急速に拡大している。硫黄などの肥料原料は中国が世界最大の輸入国となっており、安定的な調達ルートの確保が課題となっている。三井物産は豊富な海外ルートなどを活用して肥料原料の輸入を行うほか、雲天化集団が生産した化学肥料の輸出も手かげていく。 その他にも◇食品原料の輸入◇リン系化学品・ガラス繊維の輸出◇物流事業支援◇石炭の輸入◇中国での共同事業推進――などでも幅広く業務提携をした。 雲天化集団は、雲南省政府に属する国有企業の雲天化集団有限責任公司を持株会社とし、リン酸や窒素系の化学肥料、リン系化学品、ガラス繊維やクロスなどを製造する子会社を有する。特に化学肥料分野では現在、アジア最大となる年間600万トン規模のリン酸系肥料の生産能力があり、今後は年間生産1,000万トン規模までの増産を目指している。 三井物産と雲天化集団は10年以上前から、肥料原料や化学肥料の貿易を行ってきたが、さらに互いの業務を強化するために戦略的提携することになった。<雲南> 11月3日8時30分配信 NNA http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091103-00000001-nna-int |