ビオトープ:休耕田580平方メートル取得し保存--飯能のNPO /埼玉 2009/10/27

 飯能市のNPO法人「天覧山・多峯主山の自然を守る会」(浅野正敏代表理事)は、同市内の休耕田を野生の生物が生息する空間「ビオトープ」として保全するため取得したと発表した。
 農地は農地法により農家以外の団体が取得するのは難しい。しかし、同会はNPO法人の認定を受けるなど条件をクリアし、耕作用からビオトープ用に転用した。県川越農林振興センターは、県内初のケースとみている。
 浅野代表理事によると、休耕田(約580平方メートル)は同市飯能の天覧山の東にあり、同会が98年から稲作の手伝いをしてきた。イノシシの食害で05年に稲作をやめてから、カエルやトンボなどが生息するビオトープとして整備。地権者から購入しようと話を進めてきた。
 市農業委員会との調整で、市民団体が農地を取得するには、その場所が市から景観地に指定され、さらに環境保全の実績があるNPO法人であることが必要と判明。同会は市に指定を働きかけるとともに、06年にはNPO法人の認定を受けた。07年からは土地取得のため賛同者から基金を募集するなど、準備を進めていた。
 浅野代表理事は「湿地保全作業を楽しむツアーや子供たちの環境学習に活用していきたい」と話している。【内田達也】

10月27日12時1分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091027-00000068-mailo-l11

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