若者向け農業雑誌発行相次ぐ 面白さ伝え就農の入り口に 2009/08/19

 景気低迷による雇用の悪化や食の安全に対する意識の高まりから、新規就農を志す農業回帰の動きが強まっているのを背景に、若者向け農業関連雑誌の発行が相次いでいる。7月には30歳の農業青年が編集長を務める「アグリズム」(農業技術通信社)が創刊し、宝島社から「農業やろうぜ」が出版されるなど、活況だ。

 「農業ってこれだけ面白いんだ、というのを自分たちで伝えるメディアをつくりたかった」。アグリズム編集長の荻原昌真さんは、雑誌の狙いをこう話す。

 創刊号は、全国各地で独特のコメ作りを実践する30代半ばまでの農家を特集し、大半がカラーで、ファッション性を高めた構成になっている。

 長野県東御市にある約60ヘクタールの農場で父親とコメや小麦を作っている荻原さんが、出版社に企画を持ち込み、読者からは「こういう雑誌を待っていた」といった好意的な反応が寄せられている。年4回発行していく。

 一方、宝島社の「農業やろうぜ」は、農業に興味を持つ若者向けに、ベランダでできる野菜作りから本格的な就農方法までを案内するガイドブックだ。同誌編集者の井野澄恵さんは、料理本を手掛けたことから食材への興味がわき、農業に行き着いたという。

 井野さんは「農業に興味を持つすべての人の入り口になってほしい」と出版の意図を説明する。今後の定期刊行も検討している。

 このほか、流行に敏感なカルチャー誌の代表格「ブルータス」(マガジンハウス)も今年2月に農業を巻頭特集し、完売した。こうした動きが、若者の関心を農業に向けるきっかけになると期待される。

8月19日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090818-00000000-fsi-bus_all

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