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農地転用20年339ヘクタール 仙台市の区画整理事業 |
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仙台市が政令市に移行した1989年4月以降、土地区画整理事業で宅地などに転用された農地は約339ヘクタールに上ることが5日、施行者の作成した事業計画書で分かった。大規模な農地の喪失は都市の急拡大が背景にある。だが、市は昨年、市街化区域の拡大抑止に方針を転換しており、専門家は「宅地にできない農地は今後、耕作放棄が進むのではないか」と指摘している。 仙台市の1989―2008年度の土地区画整理事業の認可件数は40件。施行面積は計約1094ヘクタールで、3分の1が農地だ。5区の農地の転用面積は表の通り。 市全体の半数以上を占めた宮城野区では、宮城県が施行する「仙台港背後地」(事業面積約259ヘクタール)で約105ヘクタールの農地を転用。04年に仙石線小鶴新田駅が開業した「新田東」(同約62ヘクタール)では、約46ヘクタールの農地が宅地化された。 市内では今後、15年度に開業する地下鉄東西線の荒井駅(若林区)周辺の5地区を含む計11地区で、地権者らが土地区画整理事業を計画する。農地の転用面積は合わせて200ヘクタール前後になる見込みだ。 仙台市は08年7月、将来の人口減少を見据え、市街化区域の拡大抑止の方針を決定。そのため11地区は「最後の編入候補」(市都市整備局)とみられ、以降は開発が抑制される市街化調整区域での農地転用は、極めて難しくなる。 東北農政局の農業経営統計によると、宮城県の農家一戸当たりの農業所得は、1989年の143万円から76万円(2007年)にほぼ半減した。2005年農林業センサスによると、仙台市の耕作放棄地は208ヘクタールにも達している。 県内屈指の優良農地といわれた仙台市近郊だが、中山間地と同様、生産者の高齢化、後継者不足、耕作放棄地の拡大は深刻な状況だ。 5月6日6時13分配信 河北新報 |