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キャベツの作付面積、収穫量、出荷量ともに全国1位を誇る群馬でも最大の産地の群馬県嬬恋村で、土中の細菌が原因の「バーティシリウム萎凋(いちょう)病」の被害が問題になっていることを受け、県は雪印種苗(北海道)と共同で、同病に強い2つの新品種を開発、農水省に品種登録した。今後、病害が発生する地域を中心に普及を進める方針で、県は「農薬の使用量低減によるコスト削減や消費者イメージの向上が期待できる」としている。(中村昌史) 県農政課によると、同病は土壌中のバーティシリウム菌というカビの一種が原因で発生。この菌にキャベツの根の細胞が侵されると、葉が枯れるなどの症状が出て、商品価値が失われてしまう。 群馬は7~10月に収穫する「夏秋キャベツ」の平成19年度における作付面積で全国の31%を占め、出荷量は50%を誇る国内最大の産地。その群馬でも約9割のシェアを誇る嬬恋村で、平成5年ごろ、同病の発生を確認。被害がピークに達した12年には50ヘクタールの作付面積に同病が広がり、危機感が高まっていた。 菌は10年以上も土の中で生存するといわれる。農薬の散布で被害を軽減させることはできるが、栽培面積の広いキャベツでは、コストがかさむうえ、輪作でキャベツではない作物に切り替えても同様の被害が発生するため、根本的な解決策とはならず、抵抗力のある品種開発への要望が高まっていた。 県は11年から同社と共同研究を始め、今年3月に「YR恋豊(こいゆたか)」と「YR清美(きよみ)」の2品種を登録。いずれも「夏秋キャベツ」向きで、恋豊は固めの食感で、ギョーザやお好み焼きなどの加工用や業務用に適し、柔らかい食感の清美は、サラダなどの生食用に向いているという。 生食用で同病に強いキャベツの品種開発は全国初といい、同課は「味が良く、栽培しやすいのも特徴。県にとって大きなプラス」と話している。 4月17日7時59分配信 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090417-00000080-san-l10
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