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雇い止めにあった非正規労働者や就農希望者らに農業分野への就業を促そうと、県新規就農相談センターなどが10日、アイーナ(盛岡市盛岡駅西通)で就農相談会「新農業人フェア」を開いた。元派遣労働者や就職活動中の学生を含め108人が来場。昨年度よりも約6割増加し、雇用危機と農業への関心を反映する格好となった。 農協や花巻市など1市2町の自治体、県立農業大など15カ所の相談ブースを設置。今回は雇用の受け皿として農園などの農業法人を中心とした雇用情報の提供ブースも新たに設置した。 各ブースを積極的に回っていた青森県八戸市の無職男性(42)は、静岡県の自動車部品工場で派遣社員として約1年半勤務していた。昨年末に契約を打ち切られ、社員寮からも退居させられた。もともと農業に漠然と関心があり、足を運んだ。 ただ、「何を作りたいか、まだ具体的に決まっていない」ため、収穫は今ひとつだったが、「農業を選択肢の一つとして考える機会になった」と話した。 不況の波は学生にも押し寄せる。岩手大工学部4年の男子学生(22)はこれまで情報通信会社や市役所など16社受けたが内定を取れなかった。経験がないため、農業関係の就職活動はしなかったが、興味があるため参加した。「生きていく上で不可欠な食料を作ることができ、地元に貢献できる」と魅力は感じるものの、「公務員の地元への社会貢献や安定性は大きい」と気持ちは揺れる。 県農業公社担い手対策部の伊藤安男部長は「農業の求人はほとんど出ていないため、相談会で少しでも多くの情報を得てもらえればありがたい」と就農への一歩につながることに期待を込めた。【狩野智彦】 1月11日12時0分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000025-mailo-l03
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