◇産地とのネットワーク生かし、地産地消で活性化を 福島大ゼミ生の「まちづくり株式会社」が企画 県内の新鮮な農作物や特産品を集めた青空市「街なかマルシェ」が25日、福島市本町の街なか広場で開かれ、大勢の親子連れなどでにぎわった。福島大学経済経営学類の小山良太准教授(36)のゼミ生で作る「福大まちづくり株式会社マルシェF」が企画し、JA伊達みらい(伊達市)の「ハート形きゅうり」や浪江町の「なみえ焼きそば」など、各地を代表する品々が並んだ。 同ゼミでは、福島市のパセオ通りにある「屋台村」に、居酒屋を開くなど実践的なまちづくり活動を重ねてきた。学生が卒業しても継続的な取り組みができるよう、会社組織の「マルシェF」を09年に設立。30万円の資本金は同大の教員らが出資し、同ゼミ2~4年の学生30人全員が社員となっている。 今回の青空市は、同ゼミが築いた県内産地とのネットワークを生かして幅広い産品を販売し、地産地消による地域経済の活性化を目指す試み。同ゼミがアンテナショップを開いたことがある南会津町伊南地域のトマトやはちみつ、マルシェF社員が葛尾村で収穫した米粉を使ったシフォンケーキやチヂミも販売された。家族4人で訪れた福島市曽根田町の主婦(36)は「町の中に店が少なく、新鮮な野菜が手に入らないことが多かった。こんな市場がいつも開いていたら、毎日行きたいですね」と話していた。 小山准教授は「ナンバーワンの産品がなくても、県内の食材だけで食卓のすべての材料をそろえることができる。マルシェを通して、地産地消をさらに進めていきたい」と話した。 10月にも福島市で青空市を開く予定で、今後は会津地方や浜通りの特産品を集めた市場を県内各地で実施するという。【神保圭作】
7月26日11時52分配信 毎日新聞
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