和歌山県田辺市内の地域づくり団体や漁協、農協、観光協会などでつくる田辺市教育旅行誘致協議会(玉井常貴会長)は、同市上秋津の宿泊施設「秋津野ガルテン」を中心にした体験型教育旅行の受け入れを始めた。ガルテンには、農産物の加工体験ができる工房を建設中。子どもたちに農村の良さを知ってもらいたいという。 誘致協議会は今春発足した。3月には、秋津野ガルテンを運営する上秋津の農業法人「秋津野」など誘致協議会に所属する団体が中心になって、地元の小中学生30人が上秋津と田辺市龍神村、市街地を巡る2泊3日のモニターツアーをした。 これをもとに、誘致協議会は2泊3日のモデルコースを3種類設定した。秋津野ガルテンや「秋津野民泊の会」(原和男会長、14戸)の農家民宿に宿泊し、上秋津や龍神で農作業や郷土料理作りを体験、市街地を観光する。子ども1人当たりの料金は2万4千円。 モデルコース以外にも、秋津野では子どもたちの合宿や研修を受け入れる予定。30、31日には、東陽中学校(田辺市神子浜)の1~3年生35人が、ガルテンや農家民宿に1泊してリーダー研修会をする。 秋津野がガルテンに建設している体験工房は、7月下旬に完成する予定。地元で採れたミカンや梅、野菜を使ったジュース作りや、菓子作りなどが体験できる。木造平屋で工房と売店があり、延べ床面積は約50平方メートル。事業費は約800万円。 ガルテンには旧校舎の教室を改修した加工体験室がある。体験工房を新設したのは、受け入れ態勢の強化や体験内容の充実、地元農産物の加工品を開発する拠点にするためという。秋津野は「農産物の販路を拡大し、農業振興につなげたい」としている。
7月10日17時5分配信 紀伊民報
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