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収穫が終わったリンゴの木を剪定(せんてい)した枝のおがくずが、キノコの菌床栽培の培地として活用できることが、青森県林業試験場(平内町)の実験で分かった。農家が燃やして捨てている廃棄物が一転、入手しにくくなっている広葉樹のおがくず代わりになるという「一石二鳥」の活用法。一部の品種では混合比率次第でキノコが大きくなる、との結果も出た。関係者は「リンゴ農家の収入が減る冬季の副業になれば」と期待を膨らませている。 県林業試験場によると、県内のリンゴ園で12月から4月にかけて行われる剪定作業の際に、切り出される枝は約15万3000トンにも上る。太い枝はまきとして燃料などに利用されるが、3割が園地で焼却処分されているという。 同試験場は焼却されているリンゴの剪定枝の有効活用法として、キノコ栽培の培地の主材料となるおがくずに着目。3年前から、国内製材工場の減少などで不足している落葉広葉樹のおがくずと比較・混合実験を続けてきた。 実験では、県が開発した白いナメコ「初雪タケ」とマイタケ、シイタケを使った。リンゴの剪定枝は2センチ弱のチップとおがくずに加工。広葉樹のおがくずとの混合割合を段階的に変えて、収穫までに要する平均日数や発生重量を調べた。 結果は、発生量にばらつきが出たシイタケを除き、初雪タケとマイタケで利用が可能と確認された。特に広葉樹おがくずに剪定枝を3割交ぜたマイタケの培地では、通常より5%大きくなった。広葉樹おがくずをすべて剪定枝に置き換えた場合でも、ほとんど差は出なかったという。 ただ、商品化までの課題も残る。大量生産するには、剪定枝の収集作業のほか、保管場所も必要。枝をチップ化する機械のコストもかかる。試験場の久野正俊研究管理員は「課題はあるが、焼却よりも菌の分解の方が環境にも優しい。リンゴとの相乗効果でキノコも青森の特産品になればいい」と期待している。 1月7日6時12分配信 河北新報 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090107-00000005-khk-l02
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